【新・一生モノ革財布】注目すべきはスマートさと稀少性……プロ激推し「天然革のコンパクト財布」ベスト4の画像一覧
価値観やライフスタイルが大きく変わった今、「一生モノ」の概念も大きく変化してきている。当企画では、各ジャンルのプロに、その理由とともに新時代の一生モノをセレクトしてもらった。
今回ピックアップするのは「革財布」。カードやスマホで支払うのが当たり前の時代。財布に求められるのは、収納力よりもコンパクトで高機能、稀少素材を用いた付加価値にあった。そこで注目したいのが、これから紹介する4つの一生モノ コンパクト財布だ。
使い続けて魅力が増す……堅牢で稀少な素材使いのコンパクト財布を選ぶべし!
ライター 岡藤充泰さん
革財布やカバン、クルマ、アウトドアなど、趣味性の高いアイテムに詳しい頼れる存在。全国の革タンナーや工場取材を数多く経験。
岡藤さんが考える < 新・一生モノ革財布の条件 >
1.未来において希少性の高まる素材
2.キャッシュレス時代に即したサイズ
3.素材の耐久性と縫製の丁寧さ
新・一生モノ革財布の条件として、将来的な財布の役割と素材の稀少性を考慮したという岡藤さん。
「10年後、20年後の世界では天然革はますます稀少な存在になっていると思います。今でも通量の少ないコードバン、ブライドルレザー、エキゾチックレザーなどは、今買っておかないと将来的に手に入らなくなる可能性もありそう。また、長く使えるよう耐久性に優れ、使い込むほど味の生まれる素材から選びました」と、まずは素材にフォーカス。
さらに、これから先、現金を持ち運ぶという財布本来の役割は形骸化していくので、大容量のラウンドファスナーや紳士の必需品である長財布などは泣く泣く排除したそう。
「これからは、もしものときのための現金が少しだけ入れば十分な時代。キャッシュレス時代にふさわしい革財布は、最低限の収納力を持つコンパクト&ミニ財布がベスト」とした。
1.【GANZO】稀少な最高級コードバンを用いた一生使い続けたい憧れの財布
ガンゾ
Lファスナー二つ折り財布
¥52,800
問い合わせ先:ガンゾ 本店 TEL:03-5774-6830
日本国内で鞣しと加工が施された世界最高峰のコードバンを使用した二つ折り財布。L字ファスナー式の小銭室は財布を閉じたまま使え、内装には札やカードをたっぷり収納。素材のみならず使い勝手のよさも一級品だ。W10.5×H9×D2.8㎝
希少価値の高いコードバンは経年変化も楽しめる!
美しい光沢を持つコードバンは、セルフメンテしながら丁寧に使うことで、個性豊かに経年変化。世界に一つしかない自分だけの財布に(写真は参考)。
手のひらサイズなのに十分すぎる収納力!
内装は高級感のあるソフトなヌメ革。コンパクトな手のひらサイズなのに、たくさんのカード、札、コインをまとめて収納できる!
世界最高峰の職人がタッグを結成!
◉新喜皮革
◉レーデルオガワ
日本が世界に誇るコードバンタンナーの新喜皮革とフィニッシャーのレーデルオガワが作り出す傑作コードバンを使用。
2.【Mansaw】今後ますます稀少価値が高まる最高級クロコダイルを贅沢に採用
万双
クロコダイル 被せ型財布
¥52,800
問い合わせ:万双 東京店 TEL:03-3832-6461
被せフラップ付きのコンパクト財布はヨーロッパの一流タンナーで鞣された最高級クロコダイルを使用。丸符、竹符と呼ばれる2つの異なる鱗の部位が用いられた非常にレアな逸品。3月下旬発売予定。W10×H8.8×D2.5㎝
素材はエキゾチックレザー。折らずに1万円札を収納できる札室と小銭室に加え、カードスペースには約10枚のカードを収納できる。
3.【L'arcobaleno】キャッシュレス時代に輝く圧倒的人気のミニ財布の王様
ラルコバレーノ
スマートカードウォレット
¥33,000
問い合わせ:エンメ TEL:03-6427-2261
耐久性があり、傷が目立ちにくい仏名門タンナー、アルラン社の型押しゴートレザーを用いたミニ財布。キャッシュレス時代に必要十分な収納力を持ち、ミニサイズなのでポケットにもすっぽり収まる。W8.8×H11×D1.5㎝
素材は型押しゴートレザー。折らずに収納できる札室、カードは外側に1枚、内側に6枚の計7枚収納可能。小銭室は外側に装備。
4.【ETTINGER】英国王室御用達ブランドのコンパクトなブライドル財布
エッティンガー
スリムロングウォレット
¥66,000
問い合わせ:エッティンガー銀座店 TEL:03-6215-6161
年々稀少価値が高まっている伝統的な英国製ブライドルレザーを用いたスリム長財布。内側にはコントラストが鮮やかなイエローのパネルハイドを採用。スリムでもしっかり小銭室を装備。W17.5×H9×D1.5㎝
素材はブライドルレザー。エッティンガーの長財布の中で最もコンパクトなサイズで、一万円札がぴったり収まるよう計算されている。
撮影/村本祥一、坂下丈洋(BYTHEWAY)