ブルースカイヘブンのモニュメント前は定番のフォトスポット

「バイクの一大イベントが街中へ」物販も試乗も音楽フェスも!? 誰でも楽しめる“ハーレーダビッドソン”のお祭りにバイクライターが行ってきた!の画像一覧

オートバイをよく知らない人でもその名前は知っている人が多い、アメリカが世界に誇るモーターサイクル・ブランドといえば「ハーレー・ダビッドソン」。外車二輪ブランドの中で特に人気が高く、“いつかはハーレー!”という人も多いライダー憧れのブランドでもある。

そんなブランドが毎年開催している大きなイベントがある、それが「ブルースカイヘブン」というもの。バイク乗り、ハーレー乗り以外にはあまり関係がないと思う人も多いかと思うが、今年は一味違った。例年は富士スピードウェイというサーキットで開催されていたのだが、今年はなんと誰もがご存知の人気観光地“横浜”で開催されたのである。それも街中にほど近い山下ふ頭が会場となり、誰もが遊びに行ける都市型ライフスタイルフェスとして開催された。今回は実際に足を運び、その様子をレポート!

ハーレー好き以外も楽しめるイベントに!

山下公園からのアクセスも良く、観光客も見学に毎年開催されているハーレー・ダビッドソンの一大イベント「ブルースカイヘブン 」。もちろんハーレーオーナーをはじめ、ハーレーに興味のある人向けのイベントではあるが、今年の開催は少し様子が違った。それは場所を富士スピードウェイという郊外から横浜の山下ふ頭という街中へと変えたことが大きく、ハーレー乗りだけでなく、幅広い人たちが楽しむことができるイベントとなっていた。

親子やカップルでハーレーに跨り、写真を撮る姿を多く見かけた

親子やカップルでハーレーに跨り、写真を撮る姿を多く見かけた

気持ち良い海辺でランチを楽しめるのもイベントの魅力

気持ち良い海辺でランチを楽しめるのもイベントの魅力

元々が音楽とモーターサイクルを融合させたイベントとしているため、音楽フェス的要素もあり、都市型となったことで足を運びやすくなっていた。会場も人気観光地、山下公園からほど近い場所にあり、「向こうで何かイベントがやっているな」と観光客たちも興味本位で足を運ぶ。

例年であれば、ちょっと厳つくて近寄りがたいハーレー乗りが多いところその姿は少なく、訪れている人たちには、普通のカップルや家族連れなども多く見られ和やかな雰囲気。ライダーらしき人に関しても割とカジュアルな感じの人が多く、ちょっとハーレーに興味があったり、乗ってみたい、触ってみたい、跨ってみたいという人が多い気がした。

ライブは二日間開催され、土曜日は有名アーティストも登場

ライブは二日間開催され、土曜日は有名アーティストも登場

ハーレー系のウェアやアメカジウェアが揃うブース

ハーレー系のウェアやアメカジウェアが揃うブース

さらに会場自体も普段は立ち入ることができないふ頭ということで、対岸のウォーターフロントの景色を楽しみながらライブを楽しむ人をはじめ、優雅に食事を楽しむ人や買い物を楽しむ人なども多く、ハーレー好き以外も楽しむことできるバイクイベントとなっていた。

バイク乗りが楽しむイベントとしても充実!

会場脇に設けられた駐輪場には様々なハーレー車両が並ぶもちろん、ハーレー乗りやバイク乗りが楽しめるイベントとしてもコンテンツは充実。会場脇の駐車場には来場者たちのたくさんのハーレーが所狭しと並び、バイク乗りであれば、他の人のバイクを見るのもまた楽しいところ。

倉庫内にも数々のショップブースが並び、大盛況また会場内では、ハーレー系のアパレルをはじめ、ヘルメットやグローブにブーツなどの販売が行われ、倉庫内にもバイクアパレルにバイクギア、そしてバイクパーツなどを販売をおこなうブースがぎっしりと並び、ショッピングも満喫できる。

ハーレーダビッドソンのクルーザーモデルで行われたスタントライディング

ハーレーダビッドソンのクルーザーモデルで行われたスタントライディング

ハーレーの最新モデルに乗れる試乗会

ハーレーの最新モデルに乗れる試乗会

その他、会場内の特設エリアでは普段ではなかなか見ることができないハーレー・ダビッドソンによるスタントライディングをはじめ、最新モデルの試乗会やライドレッスン、そして規定タイムで走ることを競う体験型プログラム、またハーレーの乗り方講座や中古車モデルの販売などもおこなわれ、バイク乗りであれば1日楽しむことができる内容となっていた。

山下公園通りを貸し切って行われたパレードは大勢のギャラリーに囲まれ、参加者たちは意気揚々

山下公園通りを貸し切って行われたパレードは大勢のギャラリーに囲まれ、参加者たちは意気揚々

能登復興支援パレードには約300台のハーレーが参加

能登復興支援パレードには約300台のハーレーが参加

さらに日曜日には、このイベントの人気コンテンツとなっているパレード(今年は能登復興支援パレードとして開催)も山下公園通りを貸し切って開催され、ハーレー乗りのみならず、横浜を訪れた観光客を巻き込んでパレードは大勢のギャラリーに見守られる形となり、パレードに参加した人たちの満足気な表情を見ることもできた。

来年の開催地は未定だが、もし都市型開催となるとしたら、ハーレー乗り、バイク乗りのみならず、少しでもバイクに興味を持つ人たちは是非訪れてみてほしい。

取材・文・写真/安室淳一