ハイウェイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は関越自動車道・高坂SA(上り)のテイクアウトグルメを紹介しよう。

埼玉県のほぼ真ん中にある、都心部に最も近いSA

関越自動車道を東京方面に向かって走るとき、最後のSAとなるのが、高坂(たかさか)SA(上り)となります。関越自動車道のゴールとなる練馬ICまでは40kmほどしかありません。位置的には川越市の北にある東松山市にあり、埼玉県のほぼ真ん中といったところにあります。

この高坂SA(上り)の特徴は、上り線と下り線の駐車場が隣接していること。そのため、上りと下りの施設は階段を使って行き来することができます。つまり、今回紹介する高坂SA(上り)のテイクアウトグルメは、下り線を利用していても買いに行くことができるのです。そんな高坂SA(上り)で今回紹介するのは、高坂SAと埼玉県、ふたつの名物グルメです。

高坂SA限定のゼイタクなクリームパン

最初に紹介するテイクアウトグルメは、ベーカリー「Kukuru」にて焼き上げている「ダブルクリームパン(珈琲)」(400円)。こちらは高坂SA(上り)だけで手に入る限定メニューです。

その名に“ダブル”とあるように、カスタードと生クリームという2種類のクリームがパンに包まれているのです。しかも、よ〜く生クリームを見ると、ちょっと茶色くて、そして小さなツブツブが。なんとこれは、熊谷の浅煎り専門コーヒー店「ホシカワカフェ」のコーヒーが練り込まれているのです。

ですから、このパンをパクリと口にすれば、やわらかなパンの触感の後にふんわりとコーヒーの香りが楽しめます。カスタードのコクとコーヒーの香りのする生クリーム、そしてフワフワの甘いパンの3つが織りなすおいしさは、まるでカフェオレを食べているかのよう。その場でいただいても良し、おみやげに買い求めても良し。どちらもオススメできる、テイクアウトグルメです。

埼玉の名物と深谷市のイメージキャラがコラボ

続いてのオススメは、埼玉県ならではの名物スイーツ。埼玉県民なら知らぬ者はいないという「十万石まんじゅう」と、深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」のコラボ商品となる「ふっかちゃん十万石まんじゅう」(5個入り/745円)です。

「十万石まんじゅう」は、行田市の十万石ふくさやという菓子店が販売するおまんじゅうです。旧・忍藩十万石の地「行田」において、地元自慢のお米の形をしたおまんじゅうとして、戦後に生まれたもの。北海道十勝産のエリート小豆、特別精製高純度ザラメ糖、国産つくね芋など、厳選した材料を使ったおまんじゅうは「うますぎる定番みやげ」として、埼玉県民に認められているそうです。

そんな「十万石まんじゅう」のツヤツヤの白いおまんじゅうに焼き印で入れられているのが、埼玉県深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」です。ウサギのような可愛らしい顔の頭には、地元自慢の深谷ネギが鹿の角のように生えています。身体は、深谷の伝統野菜である白ナスのような形をしており、深谷市の花であるチューリップ型のボタンがアクセント。額には深谷の「ふ」の文字が入れられています。

しっとりとした皮の中には、同じくしっとりとしたあん。雑味のない、すっきりとした甘みは、さすが定番と呼ばれるだけのおいしさ。「うますぎる」と言われるのも納得です。ただし、添加剤を一切使っていないので、日持ちはそれほどしない点だけは注意しておきましょう。大切な人に、本当においしいおみやげを!と考えたときは、ぜひとも選んで欲しいものです。(文と写真:鈴木ケンイチ/取材協力:ネクセリア東日本)

●営業時間
ベーカリー「Kukuru」:7時〜21時
ショッピングコーナー:24時間
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
価格等は、2024年5月時点のものとなります。