クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車アルファロメオ ステルヴィオを紹介していこう。2020年4月、MMステルヴィオ号は実に快調。寒い時期に重宝したシートヒーターとステアリングリムヒーターのスイッチを入れる機会はめっきり減った。(Motor Magazine 2020年6月号より)

スタッドレスからサマータイヤに交換しようとしていたけれど

[前回]、次号までにはMMステルヴィオ号のタイヤをスタッドレスタイヤからサマータイヤに履き替えさせるつもりだ、と記した。しかし、4月の声を聞く頃になっても思いの外、天候の具合が揺れていた。春らしい陽気になって暖かくなったのかと思いきや、またぞろ寒気団が降りてきて冷たい雨を降らせ、場所によっては結構な量の雪が降ったりと、実に悩ましい時期が続いていた。

そこに重なったのが、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う移動自粛要請で、それを勘案した結果、サマータイヤへの交換はまだもうしばらく先に伸ばそうと考えた次第。それゆえ、4月中旬過ぎの現在でも、まだスタッドレスタイヤを装着した状態である。

ところでこのスタッドレスタイヤは、ピレリ製「アイスアシンメトリコ」で、SUV用として用意されているサイズの235/60R18 107Q XLを履いている。

サマータイヤと同様にランフラットタイプで、サイズも同じである。その特徴として挙げられている項目の筆頭に「欧州ウインタータイヤのDNAが与えられている」とある。なるほど、乗っていると確かにスタッドレスタイヤながら、実はドライ性能もけっこう高いということが理解できるのだ。日常的な使用環境下では、ほぼ不満のないパフォーマンスを味わわせてくれる。もちろん、サマータイヤから交換した直後には頼りなさも覚えたのだが、その特性に慣れた現在では、むしろ乗り心地の面も含めた快適さの方が印象深いのだ。これも、サマータイヤへの交換を急がないでもいいか、と考えた理由のひとつである。

さて、今月は取材に出かける機会も限られていたので、わりと身近な範囲での移動が多かった。

同じ仕様のステルヴィオとの偶然の出会いが

そんな中で起こった偶然の出会いが、下のカット。MMステルヴィオ号とまったく同じ仕様のステルヴィオの後ろに並ぶ、という機会があったのだ。それも、見てわかるようにちょっとした山道でのこと。たまたま、片側通行の交通規制で停止した瞬間を利用して撮ってもらったものだが、こうした出会いは嬉しいのと同時に、同じモデルだということを意識してしまうとちょっと恥ずかしくもあるのだなぁ、と感じ入った次第。(文:Motor Magazine編集部 香高和仁)

■第12回/2019年3月26日〜4月23日(12カ月目)のデータ
・オドメーター:2万0299km
・走行距離:1897km
・給油量:135.2L
・実燃費:14.0km/L