一般的に2ドアのスポーツカーやオープンカーでルーフキャリアを使うことができない。でも「吸盤式キャリア」を使えば可能になるという。ここでは実際に吸盤式キャリアを使ってみたのでレポートする。

ロードスターでドライブを楽しみながらサップで遊ぶ!

スタイリッシュでスポーティな走りが楽しめるスポーツカー。そして風を感じながら走ることができるオープンカー。どちらもドライビングを楽しむには最適なクルマだ。しかし、これらのクルマに共通する悩みのひとつに「ルーフキャリアが使えない」ことが挙げられる。

つまりルーフキャリアにサーフィンボードやサップ、自転車などを積んでクルマと一緒に趣味を楽しむことができないのだ。もちろんクルマを2台持ちしていればなんの問題もないが、現実はそうもいかない。

そんな悩みを解決してくれるのが「吸盤式キャリア」だ。これを使えばスポーツカーやオープンカーに乗って、サイクリングやマリンスポーツなどが楽しめる「2刀流のカーライフ」を送ることができるのだ。

今回紹介する吸盤式キャリアは、神奈川県鎌倉市にある「ホウコーポレーション」のボードラックだ。すでにWebモーターマガジンでは、ソフトトップのロードスターに同メーカーの自転車用[「バイクラック」を装着したものを紹介]している。今回この吸盤式キャリアを装着したのは、ハードトップのマツダ ロードスターRF。RF専用品として開発され、価格は7万9750円。

工業用の吸盤を使用するので強力に吸着する

「吸盤で大丈夫なの?」と思うのは当然だろう。ただ、このキャリアに使われている吸盤は、自動車のフロントガラスの脱着作業にも使われている工業用吸盤なので、とても強力に吸着するから安心だ。そしてフレームはアルミ製なので女性が片手で持てるくらいの重さだ。

キャリアの取り付けはトランクの上に置いて軽く上から押し付けてから、吸盤横にあるポンピングバーを赤いラインが消えるまで数回ポピングするだけ。赤いラインが消えれば吸盤が真空状態になり、強力に吸着している証拠。たったこれだけだ。

ボードラックの吸盤式キャリアは、ルーフ用とトランク用とで独立している。つまりルーフ用吸盤式キャリアをルーフの前よりに固定することで、長いボードでもバランス良く積むことができるのだ。

また後ろ寄りに固定すれば、ショートボードなども積載できる。つまり積載するモノの長さに合わせてルーフ用キャリアの固定位置を調節することでバランスよく積むことができるのだ。

ロードスターのソフトトップには、ショートボード用の吸盤式キャリアを設定

今回積載したサップの全長は3300mmのロングボードだったが、走行中もまったく不安になることはなかった。信号が見にくかったり、バックミラーの視界を妨げることもなかった。ただし、ルーフ用キャリアを吸着したままでのルーフ開閉やオープン状態での使用はできない。必ずルーフを閉めて使う必要がある。

今回紹介したのはロードスター RF専用だが、ソフトトップに装着できるタイプもある。ただしソフトトップにはルーフ用の吸盤キャリアが使えないのでトランク用の吸盤キャリアのみのなるので短いボード用に限定される。

もちろんロードスター以外の車種にも装着可能なボードラックも用意されている。これまでにポルシェ ボクスターやフェアレディZ、S660、コペン、86、その他多数のモデルにも装着実績があるのでHPで確認してみて欲しい。受注生産のため、早急に欲しい人はすぐにオーダーしたほうがいいだろう。