「ハムナプトラ」シリーズで知られるブレンダン・フレイザー(52)が、『ブラック・スワン』(10)のダーレン・アロノフスキー監督作の主演に抜擢され、復活の兆しを見せている。

「EW」などによると、ダーレンが、『マザー!』(17)以来にメガホンをとる作品はサミュエル・D・ハンターの戯曲で、数々の賞を受賞している舞台「The Whale」の映画版。ブレンダンが演じるのは、やむなく摂食障害に陥って600ポンド(約272キロ)まで太り続けた人物で、引きこもり生活を続けるなか、長年疎遠になっていたティーンエイジャーの娘とのつながりを求めていくというものだ。

ブレンダンと言えば、1990年代から2000年代にかけて、大きなガタイの爽やかなイケメン俳優として活躍したが、それ以降忽然と映画界から姿を消し、体重も増加。2014年からはテレビシリーズには出演していたものの、2019年までしばらく映画出演はなかった。

それについて2018年、「Me Too」の流れを受けてついに重い口を開いたブレンダンは、2003年に、ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の元会長フィリップ・バークから、握手をしながら下半身を触られるというセクハラが理由で、映画界から遠ざかったことを明らかに。

自責の念で精神を病んでしまったことや、過度なアクションシーンをいくつも演じたことで体がボロボロになり、手術を繰り返して約7年を費やし、激太りしてしまったことも認めており、やむなく摂食障害になるという役柄の状況は、どこかブレンダンに通じるものもある。子どもについては、1998年に結婚し2007年に離婚した女優のアフトン・スミスとの間に3人の息子がいるが、長男が自閉症スペクトラム障害を患っていることもあり、一緒に暮らしているとの情報もある。いずれにしても子どもとは一緒に旅行に行くなど良い関係を保っているようだ。

体重も少しずつ減らしてすでに2本の映画の撮影を終えており、復活の兆しを見せているブレンダンとあって、「役柄はぴったりだけど、また役作りで太るの?」といった心配の声もあるようだが、決して演技派ではなかったブレンダンにとっては、つらい過去を生かし、ナタリー・ポートマンをアカデミー賞主演女優賞に導いたダーレン監督の手腕によって映画界で大飛躍のチャンスとあって、期待が高まっている。

文/JUNKO