大泉洋を主演に迎え『紙の月』(14)などで知られる吉田大八が監督を務める『騙し絵の牙』(3月26日公開)。本作より、新たな場面写真とインタビュー映像が解禁となった。

本作は「罪の声」の著者である塩田武士が、大泉洋を主人公として当て書きし、2018年の本屋大賞にランクインしたベストセラー小説を原作に描くエンターテインメント作。すでに当て書きされた大泉本人が主人公の速水を演じ、松岡茉優、佐藤浩市、宮沢氷魚、木村佳乃、斎藤工、國村隼ら豪華俳優陣の出演が発表となっている。

物語は売り上げが低迷し崖っぷちの大手出版社に現れたビッグマウスな速水が、自らが編集長を務める雑誌「トリニティ」を大きく売りだすべく様々な企画を仕掛けていく様子を描く。新人編集者の高野恵(松岡)をほかの編集部から引き抜いた速水は、文学への熱意にあふれる彼女を焚き付けつつ、イケメン新人作家(宮沢)、大御所作家(國村)、人気モデル(池田エライザ)といったクセモノたちを手玉に取り、自由な発想と天性のトーク術を繰り広げていく。そんな速水が見せる笑顔の裏には、とんでもないもう一つの顔が隠されており…。

解禁となった場面写真では、高野の実家に突如現れた速水や、社内で改革派の急先鋒に立つ東松を演じた佐藤浩市の姿も切り取られている。

あわせて公開されたインタビューでは、映画タイトルにちなんだ「撮影中に“騙されたこと」という問いに対し、大泉が「撮影中に騙されるってことはなかったけれど、やっぱり監督かな。打ち合わせでお会いした際には、クールな印象で話しにくい雰囲気がありました。ところが、撮影が始まってみると大変話しやすいし、テイクも多いと聞いていましたが永遠に撮るということもなく。それはいい意味で騙されたなという感じでしたね」と答える様子などが映しだされている。

「ボヤく」姿を多く見る大泉だが、本作ではそんな大泉に騙されることになるだろう。そんな、大泉演じる速水が生き残りをかけて行う大逆転の奇策とは?ぜひ劇場で結末を見届けてほしい。

<キャストコメント>

●大泉洋(速水役)

「(速水を演じて)監督とも話して、とにかく“なにを考えているのかがわからない”という人を意識していました。彼なりのポリシーや真実があるのでしょうけど、ひょうひょうとしていて、まわりには本音がわからないという人を意識しましたね。

(松岡茉優との共演について)子役からお芝居をされているキャリアのある方なので、とても安定感がありました。これまでの共演では今回ほど絡みのない役どころでしたので、今回改めて『しっかりしているな』と。現場の雰囲気もとにかく楽しくしてくれますしね。松岡さんはいつも僕と話をするときに『我々は』と、僕と松岡さんをまとめて言ってくれるんです。確かに僕たちは考え方が似ているなと思います。

(佐藤浩市との共演について)ありがたいことに、僕の短い役者キャリアの中でも佐藤浩市さんとの共演は多い方です。そして、その都度緊張するというか。とても気さくで素敵な方なので、決して周りを緊張させることはしないのですが、僕ら役者からすると佐藤浩市という存在がすごすぎて勝手に緊張するわけですよね。なんですかね、あの、とてつもなく人を緊張させるオーラといいますか。僕ら世代の『北斗の拳』でいうとラオウですよね。『来たなー!』というね。

(撮影中に“騙されたこと”)撮影中に騙されるってことはなかったけれど、やっぱり監督かな。打ち合わせでお会いした際には、クールな印象で話しにくい雰囲気がありました。ところが、撮影が始まってみると大変話しやすいし、テイクも多いと聞いていましたが永遠に撮るということもなく。それはいい意味で騙されたなという感じでしたね。なんかファンになりますね、あの方。かわいいんだよね。一見、クールに見えるのですが、暖かくて気づかいのある方だったので、いい意味で騙されていたなと思いましたね」

文/サンクレイオ翼