勇者に選ばれた少年と個性豊かな妖怪たちが巨大な“妖怪獣”に立ち向かう、大人から子どもまでドキドキしながら楽しめる、夏休みにぴったりの映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日(金)から公開。この連載「妖怪大図鑑」では、本編に登場する妖怪&人間たちを一挙に紹介。映画の予習にはもちろん、映画を観たあとに気になったキャラクターのトリビアまで丸わかり。ちょっとコワくて、どこか憎めない、お気に入りの妖怪を探してみよう!

『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、伝説の妖怪ハンターの血を引く気の弱い小学生、渡辺ケイ(寺田心)が廃校の神社で赤いおみくじを引いたことから始まる物語。フォッサマグナから現れた巨大な“妖怪獣”を倒すため、勇者を待ち望む妖怪たちの世界へ導かれていくケイが冒険のなかで出会うのは、見た目も個性も様々な妖怪たち。ケイと妖怪たちは妖怪獣に対抗するため、最終兵器“大魔神”を復活させることに。

■第17回:フォッサマグナから目覚めた怨念・妖怪獣

今回紹介する妖怪獣は、フォッサマグナに眠る太古の化石たちの怨念が集合し巨大化したもの。フォッサマグナとは、太古の昔に日本列島を東北日本と西南日本に分断していた、大きな溝のこと。西側の縁は新潟県糸魚川市から静岡市駿河区付近にかけてを結ぶ構造線、東側の縁は新潟県の新発田市と魚沼市を結ぶ構造線と、柏崎市と千葉県を結ぶ巨大な構造線。その両線に挟まれた現在の東京や埼玉などが含まれるエリアで、日本海と太平洋がつながっていたといわれている。

妖怪たちは姿を見ることができるが、人間たちには天災にしか見えない妖怪獣。転がりながら破壊を繰り返し、一目散に太平洋を目指していく。このままでは東京にたどり着き、“あのお方”を封じ込めた結界が破壊されてしまう。それに気が付いた妖怪たちは、河童を派遣して太平洋と反対の日本海へ進路を変えるように提案するがまったく聞き入れてもらえず。そして結局、大魔神の力を借りる最終手段を選ぶことになる。

その目的も正体も不明の存在である妖怪獣。ケイと妖怪たちはこの絶体絶命のピンチから世界を救うことができるのか、クライマックスに注目だ!

文/久保田 和馬