スティーヴン・スピルバーグ監督初のミュージカル作品で、12月10日(金)より公開される『ウエスト・サイド・ストーリー』。 このたび本作から、華やかなダンスシーンが多く挿入された新映像が到着した。

本作は、1957年に誕生したブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド物語」を原作とし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちの、対立と恋を描くミュージカル映画。1961年にも『ウエスト・サイド物語』の題で映画化され、アカデミー賞10部門を受賞した。今作では『ベイビー・ドライバー』(17)のアンセル・エルゴートが主演を務め、オーディションで選ばれ、実写版『白雪姫』にも出演予定のレイチェル・ゼグラーがヒロインを務める。

このたび解禁された新映像は、ミュージカル映画の肝といえるダンスシーンを中心に構成されている。シャークスのリーダー、ベルナルド(デヴィッド・アルヴァレス)の恋人アニータ(アリアナ・デボーズ)の掛け声を合図にはじまるラテン系の情熱的なダンスシーンのなか、運命の出会いを果たすトニー(エルゴート)とマリア(ゼグラー)。場面は周囲の反対されながらも惹かれ合っていく2人が非常階段で手を取り合うシーンへと繋がっていく。また、終盤ではウエスト・サイドの街に飛び出したアニータ、ベルナルドらシャークスのメンバーがエネルギッシュなダンスを披露する様子も切り取られている。

映像では、レナード・バーンスタイン作曲、スティーブン・ソンドハイム作詞の「ウエスト・サイド・ストーリー」を象徴する往年の名曲「Mambo(マンボ)」、「America(アメリカ)」が新たに生まれ変わったバージョンも披露。スピルバーグ監督は楽曲に対し「私はクラシック音楽に囲まれて育ち、“ウエスト・サイド・ストーリー”は、うちのファミリーが初めて許したポピュラー音楽だった」と明かしている。

幼少期に“ウエスト・サイド・ストーリー”の音楽の虜となり、長年この映画化を夢見てきたスピルバーグ監督は、「立場の異なる者同士が手を取り合うことはできるのか?」という本作のテーマをどのように現代の映像に落とし込むのか?美しい映像と生まれ変わった音楽で紡がれる『ウエスト・サイド・ストーリー』の公開を楽しみに待ちたい。

文/鈴木レイヤ