若者たちから圧倒的に支持されている新鋭作家Fの小説を、King & Princeの永瀬廉主演で映画化した『真夜中乙女戦争』の大ヒット御礼舞台挨拶が、1月29日にTOHOシネマズ六本木で開催。ヒロインを務めた池田エライザ、二宮健監督、猫のビーツが登壇。登壇予定だった主演の永瀬は、新型コロナウイルスの濃厚接触者に該当する可能性があるとのことで、リモートにて登壇し、笑顔を見せた。

永瀬は冒頭で「本当は一緒に登壇する予定でしたが、そちらに行けず、すいませんでした。いっぱいしゃべって皆さまが少しでも楽しんでいただけるように頑張りたいと思います」と挨拶した。

本作で、永瀬が演じる大学生の“私”は、友達も恋人もできず鬱屈とした日々を送っていたが、「かくれんぼ同好会」で知り合った聡明な“先輩”(池田エライザ)や謎の男“黒服”(柄本佑)との出会いによって、学生生活が一変していく。

SNSで様々な反響が広がっている本作について池田は「どんな気持ちになっていただけたとしても、胸くそ悪い映画だったとしても、そう思えることがすごく幸せだなという結果に行きつける作品だなと」と喜ぶと、二宮監督も「観た皆さんが、いろんな捉え方をしてくださる。連日『私の解釈を発表します』と言うのが届くんですが、本当に個性豊かで、皆さんの十人十色の解釈を聞ける状態が非常に幸せです」と感謝した。

イベントでは、原作者であるFからのメッセージも代読された。それは心から映画を称える内容で「池田エライザさん演じる先輩のきわめて細かいためらいの目の動き、柄本佑さん演じる黒服の異常すぎる主人公への愛、永瀬廉さんが演じる傷だらけの主人公は、何度観ても美しく、愛おしく思います。いたずら好きな監督は、様々な仕掛けをこの映画に盛り込みました。ぜひその点も楽しんでくださいましたら幸いです」と締めくくられた。

永瀬は実際に会ったことがあるというFについて「すごいユニークな方」とし「お会いした時、わりとしゃべって、ボケてきたり、僕がツッコんだりというやりとりが何回もあったので、改めてうれしいメッセージをいただくと、照れが入ってきます」と喜びつつも恐縮した。

最後に、池田が「私もたくさんの感想をいただきました。ほとんどが前向きな気持ちになれたという感想であふれていますが、私も希望をいただけて、本当に不思議な連鎖をいただいてるんだなと思いました。何度でもこの映画をご覧になってください」とアピール。

永瀬は新型コロナウイルスについて「改めて、常に近くにあるものと思いながら感染対策をしていかなあかんなと。そんななか、『真夜中乙女戦争』の感想を僕もちょくちょく読ませていただいてます。感想こそが希望という部分にもなっていくなと。皆さんもこの映画から希望というものを見いだしていただけたらと」と力強く語った。

最後には、猫のビーツも登場。ビーツを抱っこした池田を見て「会いたかった。めちゃめちゃ抱っこしたい。匂いをかぎたいもん」とうらやましがる永瀬も交えて、舞台挨拶のフォトセッションを行った。

取材・文/山崎伸子