「ミスミソウ」などで知られる押切蓮介が2010年から2011年にかけて発表し、コミックスの累計発行部数20万部を突破したホラー漫画「サユリ」が、鬼才、白石晃士監督のメガホンのもと映画化されることが決定。このたび超ティザー場面写真が解禁された。

押切のホラー表現の到達点とも称された「サユリ」は、とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われるという物語。押切にとっては自身の作品のなかでも「一番好き」と語るほど思い入れのある作品であり、「こんな邦画ホラーがあればいいのに、、、」と考えながら描きあげた作品。今回実写映画化が決まり、その願いが叶うことに。

メガホンをとる白石監督といえば、『ノロイ』(05)でモキュメンタリーの新境地を切り拓き、『貞子vs伽椰子』(16)や『不能犯』(18)などあらゆるタイプのホラー作品を手掛けてきた“ホラーを知り尽くした映画監督”。原作を読んで「これを映画化するのは絶対自分!」と感じたという白石監督は「停滞しているJホラーをぶち壊す、新時代のホラーを目指しました」とコメントを寄せている。

多くのホラーファンを虜にしてきたホラークリエイター同士のタッグによって生みだされる“最恐傑作”『サユリ』は今夏に全国公開。続報に乞うご期待!

■<コメント>

●押切蓮介(原作)

「いままでのJホラー映画で理不尽に散っていった人類の無念、僕はもう我慢の限界だ!霊に負けに負ける負け戦映画はもうこりごりだと思う人には是非観てほしい!霊に立ち向かえ!怒りに怒れ!バカになれ!!」

●白石晃士(監督)

「原作を一読し、これを映画化するのは絶対自分!と、プロデューサーと共に企画を進めてはや5年。ついに映画化へこぎつけた入魂の娯楽ホラー映画です。停滞しているJホラーをブチ壊す、新時代のホラーを目指しました。恐怖と絶望とユーモアと興奮と感動を、ぜひ劇場で味わってください。刺激強めのカオス味、後味は意外と爽やかかもしれません!」

文/久保田 和馬