能登半島地震では建物のがれきなどの災害廃棄物が、244万トンに上ると推計されています。石川県全体で排出される分のおよそ7年分に相当する量です。こうした中、金沢市は21日から公費解体で生じた災害廃棄物の受け入れを始めました。

記者リポート「金沢の埋立場では、被災地から災害廃棄物の畳が運び込まれています」

金沢市は21日から、内灘町より北の地域で公費解体で発生した粗大ごみと不燃ごみの受け入れを始めました。戸室新保埋立場には珠洲市から粗大ごみの畳およそ12トンがトレーラーで運び込まれたあと、細かく砕く機械にかけられ、処理作業が進められました。

金沢市は能登の避難所で発生した生活ごみについてはすでに1月から受け入れを始めています。

戸室新保埋立場長・西清彦さん「一日も早い復旧・復興のためには、災害廃棄物の迅速な処理が必要になる。金沢市としてもできる限りの支援をしたい」

金沢市によりますと、5月24日にかけて珠洲市と七尾市から災害廃棄物が運ばれる予定で、今後も要請があれば対応していきたいとしています。

MRO