石川県内で活躍する伝統工芸の人間国宝や工芸作家ら作品を一堂に集めた展示会が、22日から金沢市内の百貨店で始まりました。

64回目を迎えた石川の伝統工芸展には、陶芸や漆芸など7つの部門で一般公募された作品のほか、人間国宝の前史雄さんや川北良造さんらの作品合わせておよそ130点が並びます。

また会場には能登半島地震で被災した輪島塗や珠洲焼の作品も展示され、地震で窯が被害を受けた珠洲市の田端和樹夫さんの珠洲焼の皿は、高い技術力が評価され、石川県知事賞に選ばれました。

日本工芸会石川支部・荒川文彦事務局長「やはり地震の影響はたくさん感じられていると思うが、その中でもみなさん一生懸命制作活動されてうれしいなど思う」

石川の伝統工芸展は、金沢市の金沢エムザで27日まで開かれます。