能登半島地震からまもなく半年です。石川県輪島市の警察署では24日朝、災害発生時の初動対応や復旧の手順を確認する訓練が行われました。

訓練は、午前7時ごろ、能登半島沖を震源に震度5強を観測する地震が起きたとの想定で行われ、輪島警察署管内の警察官らおよそ50人が参加しました。参加者は倒壊した建物の木材を切断するチェンソーやエンジンカッターの使い方を確認したほか、輪島市内で停電が発生したとの想定で信号機復旧の手順を確認しました。

信号復旧訓練

輪島警察署 遠藤英之署長「日頃からのしっかりとした装備品の点検もそうだし、マニュアル以外の臨機応変に対応するというようなことも必要になろうかと思う。」

輪島警察署 遠藤英之署長

輪島警察署では、元日の能登半島地震を教訓に輪島署と穴水庁舎、門前交番のうち自宅に最も近い場所にかけつける体制を取っていて、6月3日に最大震度5強を観測した地震では、30分ほどで署員ほぼ全員が集まったということです。