奥能登に夏を告げる石川県能登町宇出津の「あばれ祭」が、5日から始まります。

開幕前の3日夜、地元の小中学生による「子どもキリコ祭り」が行われ地震で被災した町に子供たちの威勢の良い掛け声が響き渡りました。

子どもたち「やっぞー!!」「さかやっさい!さかさい!」元気な声が港町にひびきました。

能登のキリコ祭りの先陣を切る能登町宇出津のあばれ祭り。
昨夜は祭りを前にキリコの半分ほどの子どもキリコを地元の小中学生が担ぎ町を練り歩く「子どもキリコ祭り」が行われました。

元気のよい掛け声を出しながら練り歩く子供たち。

地震による影響でキリコが通る道も亀裂や段差があるなど、町内には未だ、被害が残ったままです。

それでも柱松明(はしらたいまつ)が設置される広場に6基の子どもキリコが集まると、大人も子供たちからも笑顔が溢れていました。

子供たちは・・・「(キリコ重くない?)重たくなーい!あ。重いかも、ちょっと重いわ。楽しい!」「めっちゃ楽しいです!」「本当に最高です」

町の人は・・・「子どもたちがすごく笑顔で凄い盛り上がってます。本当に嬉しい」「毎年、この祭りというのは当たり前の様にやってきたので、これがいつも通り出来る事にすごい感謝しながら楽しみたいと思う」

住民の復興へ願いを込めた「あばれ祭」は、5日から2日間の日程で執り行われる予定です。