今シーズンから新たに設けられた石川県産寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」が1日、市場デビューしました。金沢で行われた初競りでは、破格の1匹400万円の高値が付きました。
「天然能登寒ぶり」の最高級ブランド「煌」は、12月と翌年1月に石川県内の定置網でとれた寒ブリのうち、重さが14キロ以上あり、傷がなく鮮度などの厳しい基準を満たしたものだけが認定されます。
金沢市の県漁協かなざわ総合市場には、石川県内の港で水揚げされた寒ブリが朝から次々と運び込まれました。

「鰤-1グランプリ」と銘打った初競りで、七尾市の庵漁港の定置網で取れた重さ15.5キロ、体長94センチの認定第1号に破格の400万円の値が付き、初めて「煌」の認定を受けました。
競り落としたのは七尾市の食品スーパー「どんたく」で、山口宗大社長は「能登の企業として能登の産品にスポットライトが当たるのはうれしい」と話していました。

競り落とされた「煌」は、金沢市のどんたく西南部店で展示された後、3日に西南部店と七尾市のアスティ店で販売されるということです。