1日朝、石川県小松市で住宅1棟が全焼し、焼け跡から男女2人の遺体が見つかった火事で、実況見分の結果、火元と見られる1階に石油ストーブなどが置かれていたことがわかりました。

記者「建物は室内全体が焼け焦げていて、当時家の中にいた2人と連絡が取れていないということです」

1日午前7時すぎ、小松市大領中町の堂新橋弘さん(83)の木造2階建ての自転車店の店舗兼住宅から火が出て、約142平方メートルを全焼しました。この火事で、焼け跡から男女2人の遺体が1階の居間で発見されました。
近くに住む人「煙が先に出ていて、すぐパンと音がした。火が奥から表に出てきた」
警察によりますと、堂新橋さんは妻の喜美榮さん(78)と長女の3人で暮らしていて、長女は逃げ出して無事でしたが、夫婦2人とは連絡が取れなくなっているということです。
1日に行われた実況見分の結果、店舗内の1階の出入り口付近の燃え方が激しく、火元とみられることがわかりました。警察によりますと、周辺には石油ストーブやガスヒーターがあったということです。

警察は、遺体が連絡の取れない夫婦2人とみて引き続き身元の確認を進めています。