大雨による河川の氾濫で人が流されたり、集落が孤立したりする被害が発生したとの想定で7日、金沢で消防の救助訓練が行われました。

この訓練は去年8月、小松市を襲った豪雨で集落が孤立したことを教訓に、金沢市の駅西消防署と内灘町消防署が合同で実施しました。

MRO

河川の氾濫によって住民が流されたことを想定した救助訓練では、隊員が救命ボートや水上バイクを使って水の中から住民を引き上げました。また橋が流されて集落が孤立したとの想定で行なわれた訓練では、隊員が対岸にロープを渡して住民を助け出しました。

金沢市消防局駅西消防署 干場隆晴消防司令補
「当たり前の準備をしっかりと徹底してやることで、今後起きる災害に最高の準備ができると考えている」

去年8月の小松豪雨では、金沢市・かほく市・津幡町・白山野々市の各消防が合同で住民の救助活動にあたっていて、訓練に参加した隊員らは、いざという時への対応と連携を確認していました。