珠洲市で今年秋に開催される「奥能登国際芸術祭2023」の見どころを紹介する企画発表会が10日、市内で開かれました。

珠洲市飯田町のラポルトすずで開かれた企画発表会

珠洲市を舞台に14の国と地域のアーティスト59組が参加する奥能登国際芸術祭は、5月5日に発生した震度6強の地震の影響で、会期を3週間延期して9月23日から11月12日までの51日間開催されます。

企画発表会では泉谷満寿裕市長が「1日も早い生活再建に全力を注ぎつつ、芸術祭を復興に向けた光として成功させたい」とあいさつ。参加アーティストたちからのビデオメッセージが紹介されました。

あいさつする泉谷満寿裕市長

総合ディレクターを務める北川フラム氏は「復興の中で頑張っていく姿を含めて、珠洲の良さを来た人たちにうまく伝えることができれば、これも1つの(復旧の)テコにできる」と期待しました。

地震で実家が被害を受けた坂東さん

また実家が崖崩れの被害を受けた金沢美大大学院の坂東凛太朗さんが考案したキャッチフレーズ「負けとられん珠洲!」も披露され、芸術祭を通じて地震に負けない珠洲をアピールします。