知人女性に性的暴行を加えたなどとして、不同意性交等致傷の罪に問われた、元宮崎市議会議員で「スーパークレイジー君」として知られる、西本 誠 被告の裁判員裁判です。
24日の判決公判で、宮崎地裁は、西本被告に対し、懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

午後2時すぎ、報道陣に一礼して宮崎地裁に入った元宮崎市議会議員の西本 誠 被告(37歳)。

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判決によりますと、西本被告は、去年9月、知人女性をホテルの部屋に無理やり連れ込み性的暴行を加えたほか、女性が逃げる際に階段から転落しけがをさせたなどとして、不同意性交等致傷の罪に問われました。

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これまでの裁判員裁判で、検察側は「被害者に落ち度はなく、被告に反省の態度がみられない」などとして懲役7年を求刑。

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一方、弁護側は「被告は社会的制裁を受けていて、事件に向き合い真摯に反省している」などとして、懲役3年執行猶予5年を求めていました。

宮崎地方裁判所


宮崎地裁で開かれた24日の判決公判で、船戸宏之裁判長は。

(宮崎地方裁判所 船戸宏之裁判長)
「犯行態様は相応に悪質で被害者に落ち度はなく、被告人が犯行に至った経緯や動機に酌むべき点もない」

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執行猶予を相当とするような軽い事案とはいえないとし、西本被告に、懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。