20年ぶりの新紙幣発行です。
3日から新紙幣が発行され、宮崎県内の金融機関の窓口でも取扱いが始まりました。

20年ぶりに発行された新しい紙幣。
一万円札には渋沢栄一、五千円札には津田梅子、そして、千円札には北里柴三郎が描かれています。

(下川祥子記者)
「今回発行された新紙幣には、視覚障害者の方でも券種を判断できるように、ぼこぼことしたデザインが施されています」

新しい紙幣はこれまでよりも額面の数字を大きくするなど、誰でもわかりやすいユニバーサルデザインとなっているのが特徴です。

また、お札を傾けると肖像が回転して見えるホログラムなど世界初の偽造防止技術も活用されています。

新紙幣の発行に県民は。

(50代男性)
「顔が動くのを実際本物を見てみたい」
(10代男性)
「かっこいいなと思う。渋沢栄一さんが」
(60代女性)
「(Q.新しくなる寂しさは?)それはあります。なんとなくずっと使っていたから」

日本銀行では、3日、全国の金融機関を通じて新紙幣を発行。
このうち、宮崎市の宮崎銀行本店では新紙幣を求めて多く人が訪れ、窓口では対応に追われていました。

(銀行に来た人)
「250万ぐらいだったかな。特にこの一万円札の渋沢栄一に思い入れがあって、渋沢栄一の考え方の道徳経済合一説この考え方が好きで、より早く両替しに来ました」
「もうピカピカですね。やっぱりいいですね、新しいものは。もうしばらくは使わないです。出回るまでは大事にとっておこうと思っています」
「出産祝いお祝いするのに、せっかくだから新紙幣のほうがいいと思って」

キャッシュレスの取り組みが進む中、登場する新紙幣。日本経済にどのような影響を与えるのか注目です。

(スタジオ)
ただ、新紙幣の発行で気を付けたいことがあります。
3日から発行された新紙幣ですが、注意したいのが詐欺です。

これまで使用していた紙幣は、新しい紙幣が発行された後も、引き続き、使うことができますが、県警によりますと、新紙幣を悪用した詐欺が、今後、増えるおそれがあるということです。

MRT
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例えば、金融機関を名乗った人物から「今後、古いお札は使えなくなるので新しい紙幣と交換します」、「指定口座にお金を振り込んでください」などといった連絡は詐欺のおそれがあり、注意が必要です。