宮崎県都城市の小学校では、交通事故防止のため「手あげ横断」に率先して取り組む「ハンドアップマイスター」に任命された児童の宣誓式が行われました。

都城市の祝吉小学校が実施している「ハンドアップマイスター」制度は、学校独自の検定を受けて認定されるもので、認定された児童たちは、横断歩道では、率先して手を挙げて渡ることにしています。

4日は、全校児童およそ900人が宣誓式に参加し、児童の代表2人が「ハンドアップマイスター」として「手上げ横断」を推奨することを誓いました。

(児童代表 菊地瑚亜さん 三木雛乃さん)
「ハンドアップマイスターとして自信をもって手を挙げ、安全をしっかりと確認しながら道路を横断し、大切な命を守ることを誓います。そして、この運動が祝吉地区や周りの小学校、さらには、都城市全体に広がることを目指します」

祝吉小学校では、すでに全校児童の半数以上がハンドアップマイスターの認定を受けていて、学校によりますと、都城市では初めての取り組みだということです。

(ハンドアップマイスターの児童)
「手を挙げたときに、ちゃんと大きな声で右よし、左よし、右よしをちゃんと言っている」
「下級生にもちゃんとできるように、大きな声でちゃんと伝えられるようにしたい」

県警察本部によりますと、今年、県内では、横断歩道上での事故が先月末までに47件発生していて、そのうち、けがをした小学生は2人だということです。