年々、進化する「AI」=人工知能に関する技術を一堂に集めた日本最大級の展示会が東京ビッグサイトで開かれました。今年の注目は「働く人をサポートしてくれる技術」です。

 今回で5回目の開催となるこの展示会は企業同士の商談の場となっていて、会場には150ほどの企業が出展しました。どんな場所でもあたかもそこに存在するように画面が映し出されるMR=複合現実は、リアルな世界を感じ取ることができます。そして、会場で特に多くの人が興味を示していたのが、言葉を処理できる人工知能を使った「文章要約サービス」です。語句のつながりを解析し、長い文章の要点をわずか数秒で正確に捉えることができます。

 また、コロナ禍ならではの機能を展開している企業もあります。コロナ禍でマスクを着ける日々が続く中、マスクをしたままカメラに認識されるという機能です。カメラの前を通り過ぎると、登録した人の名前も含めて認識されます。事前に登録した顔をデータベース化し、特定の人を検出することができるというものです。台湾の企業が開発し、海外ではすでに百貨店などで取り入れられていて、日本にも市場を広げたい考えです。

 主催者はコロナ禍で企業のコスト削減が加速している中、働く人の手助けとなり連携することができる人工知能に注目が高まっているとして「AIでできることとできないことがまだあるが、ある程度までは人の仕事を強くサポートすることができると証明されている。今まで人手が足りなかった、あるいはコロナ禍で大勢を配置することが難しい現場でAIの力で解決することが見込まれる」(AI・人工知能EXPOの岡部憲士事務局長)と話しています。