まん延防止等重点措置の適応が始まった東京都内では、措置の対象となった地域とならなかった地域、隣接するそれぞれの自治体でわずか数メートルの差が飲食店には大きな差となって表れているようです。JR中央線の三鷹駅では北口側は武蔵野市、南口に出ると三鷹市で、飲食店の閉店時間に1時間の差が生じています。

 線路を隔てて市が変わるJR三鷹駅は、まん延防止等重点措置が適用されるのは北口側の武蔵野市で、一方の南口は今回措置が適用されなかった三鷹市です。北口側にはおよそ70の飲食店があり、今回午後8時までの時短営業になる一方、南口側のおよそ150の店舗では午後9時までの時短営業が継続されます。駅を隔てた営業時間の差に、街の人からは「北口の店を基本的に利用するので、向こう側(南口)には行かないので困ってしまう」といった声も聞かれました。

 措置が適用された武蔵野市側にある飲食店では、措置の適用が始まった4月12日の営業から早速影響が出始めたといいます。「キッチン男の晩ごはん」の塩澤奨店長は「夜9時閉店のつもりで来られても、夜8時で閉まってしまうと入れなくなってしまう。お店で食べようと思って来ている人がテークアウトというのも思わないのか帰られる方も非常に多かったので、それは苦しいところ」と話します。塩澤店長はまた「三鷹は帰宅時に食事する需要が多いので、閉店時刻が8時か9時かどうかで売り上げが変わる。ゴールデンタイムで一番売り上げが取れるところなので、そこが正直一番厳しい」と話し、夜の営業が1時間短縮されるのは売り上げを直撃すると苦悩を語りました。