女子高校生のスカートの中を盗撮していた男を取り押さえた都立高校の教師に警視庁が感謝状を贈りました。

 警視庁戸塚警察署から感謝状を渡されたのは、都立高校の教師・渡部光一さんです。渡部さんは7月7日午前7時20分ごろ、通勤途中だった東京メトロ東西線・高田馬場駅の上りエスカレーターで、女子高校生のスカート内を盗撮する男の姿を目撃しました。渡部さんは当時のことを振り返って「男は手にスマートフォンを持ち、不審な動きをしていた。さらに見ていたら『カシャッ』と、スマートフォンをごそごそしながらスカートの下に向けていた。『えっ』と思い、体が先に動いた」と話します。

 盗撮に気づいた渡部さんはとっさに男の手首を握りましたが「すごい勢いで振り払われた」といいます。しかし渡部さんは「私はつかんだからには離さないと決めたので、そのまま振り払われないよう犯人とエスカレーターを上った」ということです。渡部さんは逃げようとする男を必死に押さえながら助けを呼び、その後、駆け付けた駅員に男を引き渡しました。

 渡部さんはこの経験を自らが受け持つ高校の生徒に伝えたということです。渡部さんは「こういうことは身近に潜んでいると伝えながら、常に意識を持ってもらい、何かあった時にもし自分1人で行動できないのであれば、周りに声を掛けながら『一緒に助けに行きましょう』など、周囲に目を向けられる人になってほしいと伝えた」と話しています。