JA全農が“ご当地グミ”を販売することになり、お菓子好きの人たちから注目を集めています。東京代表の味に選ばれたのは意外なフルーツです。東京というとフルーツのイメージが湧かない人も多いかもしれませんが、東京名産のフルーツもたくさん紹介していきます。

 まず“ご当地グミ”こと「ニッポンエールご当地グミ」は9月27日から全国発売されます。既に一部店舗で先行販売がスタートしているので、もう見たことがある人もいるかもしれません。税込み140円で、21都道府県から28種類の果物が選ばれています。将来は47都道府県に広げていく計画だということです。いくつか紹介すると、北海道産の「和ハッカ」、山形産の「ラ・フランス」、秋田県産の「北限の桃」などがあります。

 「ニッポンエール」はJA全農が2019年から展開するブランドで、全国のさまざまな農畜産物を原料に作られ、これまではドライフルーツやドリンクなどがありましたが、新たにグミも仲間入りしました。「ニッポンエール」の狙いは、商品化することで果実の知名度向上を図り、生鮮フルーツでの販売の強化につなげます。原料に流通に向かない規格外品も使うことで、食品ロスの削減効果もあります。

 そして、気になる“東京代表のフルーツ”は「八丈フルーツレモン」です。八丈フルーツレモンを知らない人もいることと思いますが、「八丈フルーツレモン」という名前は公募で決まり、2014年からこの名前で販売しています。八丈島で1940年から栽培されている「菊池レモン」を木になったまま完熟させたものを八丈フルーツレモンと呼びます。木になったまま完熟させているので通常のレモンの3倍ほどの大きさがあります。また、皮や中の白い部分に苦味が少なく丸ごと使うことができるため、八丈島の小学校では給食に「サツマイモと八丈フルーツレモンの肉巻き」などが出るそうです。八丈フルーツレモンそのものはJA全農の直売所や通販などで購入できるということです。

<頑張る! 東京の名産フルーツ>

 八丈フルーツレモン以外にも東京で作られているおいしいフルーツの一部を紹介します。

 「まちだシルクメロン」は長い開発期間を経て2015年に初めて収穫されました。「町田式新農法」という水耕栽培により、1年で最大5回の収穫が可能となっています。シルクメロンは地面にではなく、天井からぶらさがって実がなります。とても甘く、シルクの名前の通り、滑らかな舌触りです。

 「保谷梨」も木になったまま熟成させるのが特徴です。スーパーなどではなくほとんどが農園の直売所で販売されています。10月中旬まで収穫されています。直販所では梨のスムージーなども人気だということです。

 三鷹市ではキウイフルーツの栽培が盛んです。三鷹のものは中が赤い品種だったり緑や黄色のものは一回り大きかったりするのが特徴です。酸味が少なく甘味が強いので、子どもたちにも人気です。11月ごろから旬を迎えるので、これからの季節が楽しみです。キウイを使ったワインも30年以上の歴史を誇る名産品です。最近はキウイのリキュールやビールも開発されています。

 最後は少し変わり種として、小金井市のルバーブを紹介します。ルバーブはフキ科の野菜で、甘酸っぱい茎をジャムやパイなどに加工して使います。

 東京の果物や農産物も他の産地に負けず魅力にあふれています。「メード・イン・東京」のフルーツに今後も注目です。