自民党の総裁選挙は終盤に突入しました。各陣営は最後の票固めを行っています。TOKYO MX「news TOKYO FLAG」ではジャーナリストの鈴木哲夫さんに話を聞きました。

 自民党総裁選は河野氏と岸田氏による決選投票にもつれ込む見通しが強まっています。岸田氏は国会議員票で優位に立ち、決選投票で河野氏を逆転する戦略を描いています。ただ、河野氏の陣営議員は「1回目の投票で党員票で圧勝する。議員心理として、それをひっくり返したらこの後の衆院選に勝てるのかと思うだろう」と指摘しています。高市氏の陣営の議員は「対応を決めていない議員も多くいる。高市さんが1回目の投票で2位になる可能性はまだある」と述べ、決選投票に残るために支持を訴えていく考えです。一方、野田氏を支援する議員は「出遅れたのが響いている。かなり厳しい」と語っています。

<党員への電話調査では河野氏、次いで岸田氏>

 共同通信は9月25、26日の2日間、全国の自民党員と党友を対象に「新総裁にふさわしい人」について再び電話調査を行いました。その結果、河野行革相が最多で47.4%、次いで岸田前政調会長22.4%、高市前総務相16.2%、野田幹事長代行3.4%、「まだ決めていない・分からない」という回答が10.7%でした。また、新総裁に望む資質は「指導力」が30.9%で最多、次いで「誠実さ・信頼感」27.3%、「説明能力」16.8%の順となりました。

 総裁選は「国会議員票」382票と党員党友による「地方票」382票の合わせて764票を争うものです。地方票は得票割合に応じて、国会議員票と同数となるよう382票に配分されます。投開票で1位の候補が過半数を獲得した場合はそのまま総裁選出となります。今回は4人の候補者がいますが、いずれの候補も過半数に達しなかった場合は上位2候補による決選投票となります。

 党員・党友への動向調査では河野大臣が過半数近い指示を得ていますが、国会議員票の動向も併せると今回過半数を獲得する候補はなく、上位2人による決選投票となりそうです。