東京都内で10月18日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は今年に入ってから最も少ない人数となりました。感染者の減少が顕著に見える一方で、苦戦が続く一流ホテルが新たな取り組みを始めました。

<東京都が区市町村長と意見交換>

 都内でこの日新たに確認された新型コロナ感染者は29人で、今年最も少ない感染者数となりました。重症者は前日から4人減って31人が確認されました。新たに確認される感染者数の減少傾向が続く中、東京都の小池知事は都内の各区市町村長との会合を行い、コロナ対策や経済の課題などを話し合いました。荒川区の西川区長は、区内事業者の8割ほどが小規模な企業で、それらの企業がコロナで打撃を受けている苦しい経営の状況を訴えました。これに対し小池知事は「中小・小規模事業者の事業継続の後押しをしていきたい」と応じました。

 意見交換は11月9日まで行われる予定で、今後の取り組みなどを議題に、東京都の施策や2022年度予算の検討に生かしていくことが目的です。

<“帝国ホテルの味”が街角に キッチンカーが登場>

 各事業者が厳しい経営を続ける中、ホテルの味を気軽に楽しんでもらおうと、老舗ホテルが「キッチンカー」での販売を始めました。

 キッチンカーを導入したのは、1890年開業の帝国ホテル東京です。キッチンカーで提供される料理は全て実際に帝国ホテルのシェフが考案したものです。中でも注目は、90年以上の歴史がある「カレー」です。カレーソースを裏ごしせず、野菜のつぶつぶ感が残る素材のうま味と食感を生かしているのが特徴です。さらに、小麦粉で作った皮を蒸して作る中華料理「パオ」に、ホテルのビーフシチューを挟んだサンドイッチはキッチンカー限定で開発されたメニューです。このビーフシチューはホテルで開かれるパーティーでも提供されるものを使用しています。販売初日の18日には、販売開始からわずか1時間半でサンドイッチが完売しました。ホテルの担当者は「ホテルにとってはカジュアルな試みだが、ホテルにお客さまが来る機会が少し遠のいてしまっている感もある中、気軽に屋外、テークアウトでホテルの味を楽しんでほしいという思いから始めた」と話しています。

 今回のキッチンカーは2022年1月14日まで実施される予定です。