危機管理をテーマにした展示会が東京ビッグサイト(東京・江東区)で始まりました。250以上の企業が参加した「危機管理産業展2021」には、全国で相次ぐ自然災害などの際に活用できるさまざまな最新の技術や製品が集まりました。

 一見すると普通の防災リュックに見える「BEAT RESCUE(ビートレスキュー)」には、災害時の進路を確保するために必要なボルトカッターやハンマーなどが入っています。さらにリュックの中に水に浮く浮力材が入っているため、災害救助用の浮き代わりとしても活用できます。水の上で75キロまで耐えることができるため、付属のロープで縛って水難救助などの際に活用できるということです。

 先端技術大国でもあるイスラエルの企業が開発したのは、世界初という“どんなマスクでも抗ウイルス化する”という「酸化銅のマスクカバー」です。酸化銅のフィルターを通すことでコロナをはじめとするウイルスを99.9%不活化することができ、世界で30件の特許を取得しているといいます。

 避難所などで大変便利な段ボールベッド「ひらいてポン」も展示されています。組み立て用のパーツが7つだけで、誰でも簡単に1分ほどで作ることができます。ベッドは4トンまで耐えることができ、さらにパーツを加えることでプライバシーを守ることもできます。

 また、最新のVR技術を活用した歩行シミュレーターは、実際に自分の足で火災や地震などを想定したシーンを“まさに体感しながら”訓練を行い、成果を高めることが狙いです。

 主催者は「最新の技術が集結した展示が防災の課題に目を向けるきっかけになれば」と話しています。