この1年話題となった人たちをモデルにした「変わり羽子板」がお披露目されました。五輪イヤーとなった2021年はやはり、スポーツ選手が続々と選ばれています。そして話題となった“あの監督”も急きょ制作されました。

 東京・台東区の人形メーカーが毎年、この1年に明るい話題を生み出した各界の人をモデルに手作りしているのが「変わり羽子板」です。今回はアメリカ・メジャーリーグで活躍した大谷翔平選手も選ばれました。大谷選手はシーズンが終わっても「新語・流行語大賞」の年間大賞や「変わりびな」のモチーフなど、年末も次々と明るい話題を生み出し続けています。3年前も「変わり羽子板」のモデルになっていましたが、今回は顔のサイズを小さくすることで体格の良さを強調し、優しさがにじみ出る表情にもこだわりました。

 今年は東京でオリンピック・パラリンピックが開催されたことから、金メダリストも数多く選ばれています。2つの金メダルを獲得した競泳女子の大橋悠依選手、ニッポン柔道の個人種目史上初めてとなる「兄妹での同日・金メダル」に輝いた阿部一二三選手と詩選手のきょうだい、さらに新たな種目・卓球男女混合ダブルスで初の金メダルを獲得した水谷隼選手と伊藤美誠選手もモチーフに選ばれました。2人の羽子板は水谷選手が伊藤選手を優しい笑顔でお兄ちゃんのように見守る様子が表現されているということです。

 会場でひときわ注目されていたのがプロ野球・日本ハムの新たな監督に就任することが決まった「ビッグボス」こと新庄剛志監督がデザインされた羽子板です。変わり羽子板は通常、制作に2カ月ほどかかるということですが、新庄監督の制作が決まったのは11月初めでわずか1カ月間での作業となり、12月6日の夜に完成して7日のお披露目に間に合わせたということです。厳しい眼光の中にもユーモアのある明るい表情がうまく表現できたして、メーカーの担当者は「自信作」と話していました。

 スポーツ以外の分野では、ノーベル物理学賞を受賞し12月6日の授賞式でメダルと賞状を受け取った真鍋淑郎さんも受賞の喜びに満ちた満面の笑顔が表現されています。合わせて13人が選ばれた変わり羽子板は12月8日まで台東区の久月本店で一般公開され、その後は2022年2月まで全国の百貨店などで順次展示されるということです。