東京都内で1月27日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は1万6538人で、3日連続で過去最多を更新しました。感染拡大に伴い都内の病床使用率も上がっている中、小池知事は緊急事態宣言について「総合的に検討する」と述べるに留めました。

<自宅療養サポートセンター「うちさぽ」開設>
 東京都のモニタリング会議が1月27日に行われました。専門家は「大規模な感染拡大が継続している」として、感染状況の警戒レベルを前週と同じ「最も深刻な段階」としました。感染者数は前週同曜日の2倍近くになりましたが、重症者は18人となっています。直近7日間の1日当たりの平均感染者数は前週から2倍以上となり、感染の急拡大が続いています。モニタリング会議では、感染がこのままの増加比で進むと、1週間後には新規感染者が2万4000人を超えるとの推計が示されました。専門家からは、65歳以上の感染の急拡大や新規陽性者のうち99.1%がオミクロン株に置き換わっていることなどが報告されました。

 モニタリング会議を受け、小池知事は急増する自宅療養者に対応するため、新たにサポートセンター「うちさぽ」をつくる考えを明らかにしました。若くて重症化リスクの低い自宅療養者は、保健所や医療機関ではなく自ら健康観察をして、体調不良を感じた場合はサポートセンターに連絡することとしています。1月27日時点の病床使用率は44.4%で、緊急事態宣言の要請を検討する基準としている50%に迫る中、緊急事態宣言を要請するかについて小池知事はあくまで「総合的に検討する」と述べるに留めました。

<都・東商・医師会が連携して中小企業向け接種会場設置へ>
 小池知事は27日の夕方、東京商工会議所の三村会頭や東京都医師会の尾崎会長とテレビ会議を開き、ワクチンの3回目接種を促進するため、連携して中小企業の従業員向けに大規模接種会場を設置する方針を示しました。接種会場は、2月末から4月末までの期間に、東京23区内と多摩地域で1カ所ずつ運用する予定で、合わせて1日1000人の接種を目指すということです。また都の無料の検査場およそ270カ所についても、3者が協力して活用を促していく方針です。

<足立区が大学のキャンパスに無料PCR検査センター開設>
 足立区が北千住駅から徒歩1分の東京電機大学東京千住キャンパス内に1月27日からPCR検査センターを開設します。検査センターではPCR検査と抗原検査、合わせて1日最大500件の検査を無料で実施します。

 対象となるのは、感染しているか不安を抱える無症状の都内在住者で、保健所などから濃厚接触を認定された人は対象外です。検査当日は住所が分かる身分証の提示を求められます。また、都内に住んでいるかどうかにかかわらず、基礎疾患など健康上の理由でワクチン接種を受けられない人や12歳未満の子どもを対象にした検査も無料で実施します。足立区の担当者は「北千住エリアは非常に交通の利便性が高い地域。どこかないか探していた中で東京電機大学に会場を無償で提供いただけることになった」と話します。

 東京電機大学東京千住キャンパス内の検査センターは、日曜・祝日と学校の行事日は定休日となっています。