東京都の「リバウンド警戒期間」が終わり“ウィズコロナ”がより一層加速しそうです。6月から東京都独自の観光支援策「もっとTokyo」も再開されることを受け、都内のホテルからは期待の声が上がっています。

 東京都では5月22日でリバウンド警戒期間が終わり、およそ1年半ぶりに、23日から東京都の認証店では人数や営業時間の制限がなくなりました。また、解除に伴い示されたのは、都民が都内を旅行する際に東京都が宿泊費などを助成する「もっとTokyo」です。20日の定例記者会見で東京都の小池知事は「3回目接種を受けた人を対象に『もっとTokyo』を6月中にはトライアル的に開始する」と述べました。近隣の県では3月以降「県民割」が進められてきましたが、これまで東京都は感染状況を理由に再開を見送り続け、今回ようやくの判断となります。

 これに期待を寄せるのは、観光業界です。江東区のホテルでは少しずつ宿泊者が増えつつありますが、宿泊と比べてレストランを利用する客の方が多い状態が続いています。東京イーストサイドホテル櫂会の多田敬一さんは「正直、やっと都民割をしてもらえる。非常に期待している」として「県民割やブロック割はかなり大きな人流につながる」と語ります。

 待ちに待った行政の後押しに旅行者のさらなる増加を期待する一方で、「もっとTokyo」は対象が都民のみとなるため、多田さんは「できれば近隣の千葉県・神奈川県・埼玉県に在住の人も割引や特典が使える方向に進んでほしい」と話し、適用の範囲をより一層広げてほしいと望んでいます。