東京都の小池知事は6月29日、東京都内での育児休業の愛称を「育業(いくぎょう)」にすると発表しました。

 東京都は「仕事を休む」といった後ろめたいイメージを一新しようと、4月末から育児休業の新しい愛称を募集していました。およそ1カ月で8825件の応募があり、「育業」のほかに「育児シフト」や「育児留学」「子育てワーク」などの候補があったということです。発表の中で小池知事は「育児は、未来を担う子どもを育てる大切で尊い仕事。育児のために仕事を休むのではなく、大事な仕事である育児に取り組むとマインドチェンジを進める」と述べました。

 「育休」の新たな愛称「育業」について、街の人からは「『育休』だと、育児は仕事というよりも“休みの中で回せるもの”という印象を持たれる。でも『育業』だと、育児も仕事なんだなという認識に変わると期待している」「僕もいま育児休業中だが、『育休』だと休暇だと思われやすい。男性だとどうしても休んでいてやっていないことがあるのではというイメージを持たれがちなので、愛称が変わることでいい方向に変わってほしい」といった声も聞かれました。

 育児休業は職場の理解が得づらいことやキャリア形成への不安といった理由から取得をためらう人が多く、女性に比べて男性の取得率が低調という現状があります。小池知事は男性の「育業」の推進を図りたいとして「男性の育児休業の取得率は全国平均で12%まで増えたが、まだ低い。そういう中で、そもそもの発想を変えようということ。仕事場の環境づくり、社会全体で支えていく。そういう流れになれば」と訴えました。