東京・代々木公園で北海道を堪能できるイベントが始まりました。初日は午前10時のオープン前から行列ができ、コロナ禍で遠方に旅行に行けなかった人たちが北の大地のグルメを満喫しました。

 新型コロナ流行以前は30万人の来場者でにぎわいをみせた国内最大級のグルメイベント「北海道フェアin代々木」が、9月29日から代々木公園で3年ぶりに帰ってきました。北海道の定番グルメ・ジンギスカンや、出来たて熱々の鶏の唐揚げ・ザンギなど、今回は60店舗が軒を連ねました。

 会場では12店舗でお得な「ワンコイングルメ」を提供しています。例えば、新鮮な海の幸がふんだんに乗った22種類の丼メニューが楽しめる「肴や一蓮 蔵」では、通常価格1000円の「ほたて・かに丼」が1日50食限定で500円で食べられます。

 北海道でも珍しいという羊のタンの串焼きや、ラムを回しながらじっくり焼き上げる「回転焼き」など、ご当地グルメも満喫できます。来場した人は「(大空の下で飲む北海道のビールは)気持ちいいですね。おいしいです」「旅行もしていないので、近場で北海道気分が味わえるのが魅力」などと話していました。さらに、北海道を楽しめる出店は他にもあり、北海道産の野菜をかごいっぱいに詰め放題ができるブースや、ビールセットの値引き券が入ったガチャに100円で挑戦できるブースなども数量限定で用意されています。

 初日から大盛況の「北海道フェア」に、主催者はイベントを通して北海道への集客も期待しています。事務局の奈須野健太さんは「まだまだ北海道の観光や旅行が難しいこともあるかと思うので、せめてこの代々木公園で擬似旅行ではないが北海道のグルメを楽しんでもらって、またいつか北海道に足を運んでもらうきっかけになれば」と話しています。

 都内で北の大地の空気を感じることができるこの催しは10月2日午後6時までの開催です。

<SDGsな「いかめしのおかき」も>

 北海道の定番グルメ「いかめし」に新しいラインナップも加わりました。北海道・森駅の駅弁として有名な「いかめし」がおかきとなって販売されています。実はこのおかきは実際にいかめしで作られているのです。

 どういうことかというと、販売元の「いかめし阿部商店」では2016年、北海道新幹線開通に合わせて真空パックのいかめしを開発しました。ところがその製造過程で形が崩れて廃棄せざるを得ないいかめしがどうしても出てしまい、何とか活用できないか考えていたところ、いかめしに使われているもち米に目を付け、もち米を多く使うおかきが誕生したということです。

 このおかきも北海道フェアでいかめしと一緒に購入できます。新感覚のいかめしも体験してみてはいかがでしょうか。