10月4日から上野動物園の人気者、双子のジャイアントパンダに「抽選なし」で会いに行けるようになりました。盛り上がる上野の街では、50年ぶりの“復活計画”も進んでいます。

 上野動物園は双子のパンダが順調に成長していることから、10月4日から抽選なしでの公開を始めました。そのため、観覧開始の午前10時には350人が並び、1時間待ちの列となりました。混雑を避けるために設けられた1回の観覧時間はわずか「1人1分」でしたが、訪れた人は限られた時間の中でカメラやスマートフォンで双子の姿を収めていました。来園者は「かわいかった。パンダを見るのが初めて。想像していたよりもかわいかった」「ようやく抽選制でなくなってよかったと思う。(抽選制は)時間に縛らてしまうので不便だと感じていた」などと話していました。観覧は午前10時から午後4時までで、並び直して何度でも双子のパンダを見ることができます。上野動物園・教育普及課の大橋直哉課長は「今、コロナ禍前の7割ぐらいまで来園者数が戻っている。双子をいつでも見られるようになったので、入園者が増えてくれることを期待したい」と話しています。

 通常の方法での観覧復活で、さらなる盛り上がりに期待が高まる上野の街では“あるもの”の復活計画が進んでいます。それが、パンダを見に来た人を出迎える大きなバルーンです。日中の国交が正常化した1972年、その象徴として来日したパンダを記念して上野公園前に「パンダバルーン」が設置されていました。国交正常化50周年の今年、復活が決まりました。当時を知る上野中通商店街振興組合の茅野雅弘副理事長は「日中国交回復からパンダが来るまでがあまりに短くて、急いで準備できるものは何かというと、既にある形のクマのバルーンに白黒に色を塗って用意するのが精いっぱいだった。それからもう50年たつというのは感慨しかない。よかったなと思いながら見ています」と振り返りました。

 新しい「パンダバルーン」は10月下旬、上野公園に設置される予定です。