東京の銀座と有楽町にある百貨店同士が手を組んで、新型コロナで落ち込んだ地域を盛り上げようという取り組みが始まっています。互いの強みを生かして新たな客層の開拓を狙います。

 午前10時、開店した松屋銀座の店頭で来店者にあいさつする中には、胸元に「松屋」ではなくアルファベットで「阪急」と書かれているスタッフの姿もありました。これは、女性客に強い「松屋銀座」と男性客が多い「阪急メンズ東京」が協力して新たな客層の開拓を狙おうというもので、10月5日から始まった企画です。それぞれのカードなどを持っていると互いの店舗で優待を受けることが可能です。例えば、松屋銀座で阪急メンズ東京のカードを提示すると、特別優待券がもらえます。

 男女ペアでの活用も期待しているため、10月8日・9日の土日には松屋銀座と阪急メンズ東京の間を人力車で移動することができるサービスも、時間限定で行われます。両百貨店の間を人力車で移動できるこのサービスは完全予約制で、無料で乗ることができます。

 お互い強みを生かそうと考えられたこの企画について、担当者は銀座・有楽町エリアの活性化につながることを期待しています。松屋銀座・顧客戦略部長の服部延弘さんは「コロナで銀座・有楽町地区は一番落ち込みが大きかった。この春から戻りが見えてきて、さらに活性化させていきたいというのが一番大きな狙い。リアル店舗の買い物体験の楽しさを感じていただきたい」と話しています。