季節の変わり目となる“5月に増える事故”があります。それが「子どもの転落事故」です。なぜこの5月が多いのか、そして転落事故をどう防げばいいのかまとめました。

東京消防庁によりますと、2019年から2023年までの5年間で、子どもの転落事故によって救急搬送された人は65人でした。これを月別で見てみると、5月が19人と突出して多く、次いで9人の10月となりました。この理由について、東京消防庁は「季節の変わり目で窓を開ける機会が増え、子どもが窓やベランダから外に出てしまい、転落事故の増加につながっているのではないか」としています。

子育て中の親に、子どもの転落に関する「危険を感じた瞬間」について聞きました。

40代女性・子7歳:「宅配の人が来るとすぐ見たがる。働く車が好きな時期はすぐ窓の所に行って開けたりする。勢いで急に行ってしまう。止められなくてひやっとした」

30代男性・子5歳:「勝手に鍵を開けて外に出たことがある。目を離すと危ない」

30代女性・子1歳:「テーブルによく登るので、家事をやっている時は怖い」

30代女性・子2歳:「窓に届かなかったが、ステップを自分で持ってきて、外が見たくて鍵を開けたことがある。その時は気を付けなきゃと思った。(対策は)窓のロックにはめる、子どもが開けられないようにするものを付ける。なるべく目を離さないようにする。運べる椅子を大人の近くに置いて(子どもの転落に)気付けるようにする」

親からは一瞬の隙に子どもが予想外の行動を起こし、ひやりとしたという話が聞かれました。

では、事故を起こさないためにはどういったことに気を付けたらいいのでしょうか。東京消防庁は、「ベランダや窓を開けた部屋では子どもだけで遊ばせない」「ベランダの手すり付近には室外機やプランターなど、足場になるものを置かない」「鍵を二重に設ける」「定期的に窓や網戸、手すりの劣化を点検する」などを呼びかけています。

もしも子どもの転落事故が起きてしまったら、親の後悔は計り知れません。起こる前に最大限できることをしておきましょう。