都知事選挙の告示から初めての土日を迎え、立候補者たちはそれぞれ街頭で支持の拡大を求めました。選挙の序盤戦、各候補の動きを追うと、選挙戦略の違いが見えてきました。

現職の小池百合子さんは、6月24日に都庁でデジタル活用の取り組みを表彰する式典に参加しました。「公務を重視」とする小池さん…

小池百合子氏:「すごいすごい、百合子がユリコ(牛)に。これは公選法違反にはならないですよね」

6月22日は八丈島で牧場を視察し、離島の産業について意見交換を行いましたその後、港で街頭演説を行い「島しょ地域を磨き上げる」と訴えました。

小池百合子氏:「この島は大事、東京にとって大事。私はいつも選挙の時には早々に八丈、島に伺うようにしている。八丈の文化をこれまで以上に伸ばしていく。マーケットは世界です。グローバルに戦えるような素地を整えていかなければならない」

6月23日は奥多摩町で小河内ダムを視察した後に、奥多摩駅前で「地域を発展させる」と意気込みました。

小池百合子氏:「消滅可能性のある都市、町ではなくて、むしろ元気な街として、日本中にもっともっと知らしめていく」

蓮舫氏:「東京都民1400万人を包み込む笑顔の都知事になりたい」

前参議院議員の蓮舫さんは、6月24日午後6時から立川駅で演説を行いました。

蓮舫氏:「東京で最も大好きな街です。この渋谷で私の人生の最大の選択、その思いをこれだけの人に聞いていただけること、本当にありがとうございます」

6月22日は都内でも有数の繁華街「渋谷」を訪れ、若者への支援を訴えました。

蓮舫氏:「特に若い人たちに直接、若い人が動けば絶対変わるという、思いを伝えたいと思った」

さらに6月23日は、池袋駅で「若者への奨学金の返済支援」を実現すると強調しました。

蓮舫氏:「これから働こうという若い人、その子たちの奨学金返済を東京都が支援するのはどうでしょうか?そこに皆さんの税金使わせてもらえますか?」

石丸伸二氏:「ばらまこうと思います。高校に。都内の都立高校186、すべての高校の生徒会長に100万円ずつ渡します」

広島県安芸高田市の前市長石丸伸二さんは、6月24日、市長時代に実現させた公立高校への100万円の支給を都内でも実施したいとアピールしました。

石丸伸二氏:「みなさんの力で東京を動かして日本を動かしましょう」

6月22日は下町を中心に13カ所、6月23日は商店街など9カ所を回り、幅広い世代からの支持を求めました。また6月24日夜に事務所で行ったのはライブ配信。MXの記者から戦略を問われると、自身の強みである「ネット人気を最大限生かす」と語りました。

石丸伸二氏:「(Q.広島から東京に来た中でどうやって存在感を示していくか)その手段としては今まさにここに存在するYouTube、ネットの力を上手く活用していく。でもこれだけでどうにかなる話じゃないですよね。投票って極めてリアルじゃないですか」

田母神氏:「都民税を例えば40歳まで半額にしますよとか、そういうことをやって、若い人たちの生活を、実質所得が増えるようなものにしなければいけないと思います」

元航空幕僚長の田母神俊雄さんは6月24日、北区の赤羽駅前で「若い世代の都民税の減税」などを力説しました。

田母神氏:「所得が低くて若い人が結婚できない。この若い人たちの所得を上げる」

6月22日は原宿駅前など4カ所、6月23日は新大久保駅前など4カ所、若者に人気の街で支持拡大を狙いました。

MXの記者が「なぜ若者を重視するのか」と尋ねると・・・

田母神氏:「『もう投票したくない』『ぜひ立ってください』という声があって、若い人たちに押されて、それじゃあやるか、となった次第です。(Q.若い人たちの声が力になっている?)次の世代を担ってくれる彼らのために、頑張っておいてあげなければいけないと思います」

都知事選挙には過去最多の56人が立候補しています。来月7日に投開票が行われ現在期日前投票が始まっています。これまでに7万8347人が期日前投票を行っています。主な争点には災害対策や少子化対策・・・小池都政の2期8年への評価などが挙がっています。都知事選挙は来月7日に投開票です。

知事選は告示後、初の土日を迎え、各候補がどこで、街頭演説を行ったかまとめました。

まず、現職の小池さんは、土曜日に初めての街頭演説を八丈島で行いました。そして、日曜日は、浅草で子育て世代向けの個人演説会を行った後、奥多摩と青梅を回りました。これまでの知事選でも行っていたという、人口の少ない地域から街頭演説を始める戦略を、今回の知事選でも取り入れた形です。

一方の蓮舫さんは、小池さんとは対照的に、渋谷や錦糸町、池袋など、多くの人が集まる繁華街で、街頭演説を行いました。回数は土日にそれぞれ2回ずつと、一点集中型の戦略となっています。

これに対して、石丸さんは、土日で合わせて10区、22カ所を回り、日曜の夜には、自身の得意分野である、YouTubeでのライブ配信も行うなど勢力的な動きを見せました。数多くの場所を回る戦略について、石丸陣営は、「幅広い世代の感触を確かめ、選挙の中盤戦に生かしたい」としています。

そして、保守層の受け皿になるとしている田母神さんは、自身の知名度が浸透していない若い世代が多く集まる、原宿や新大久保などで、街頭演説を行い、都民税を減税し、若者の所得を増やすなどの公約を訴えました。

今回、TOKYO MXは選挙ドットコムと共同で、都知事選挙の「投票マッチング」を行っています。都知事選の争点となっている子育て政策や防災対策など、都政に関する20の質問に答えることで、有権者が自分の考えに近い候補を調べることができるようになっています。「MX 投票マッチング」で検索するか、画面左下に表示されているQRコードからアクセスできます。投票先を決める際にぜひご活用ください。

■東京都知事選挙 立候補者(届け出順・敬称略)野間口翔(36)/澤繁実(47)/大和行男(46)/木宮光喜(71)/小池百合子(71)/内海聡(49)/石丸伸二(41)/小野寺紘毅(79)/新藤伸夫(75)/竹本秀之(68)/桜井誠(52)/ドクター・中松(96)/安野貴博(33)/清水國明(73)/AIメイヤー(51)/桑原真理子(50)/後藤輝樹(41)/河合ゆうすけ(43)/福本繁幸(57)/黒川敦彦(45)/桑島康文(62)/田母神俊雄(75)/蓮舫(56)/内藤久遠(67)/内野愛里(31)/石丸幸人(51)/尾関亜弓(43)/小松賢(36)/加賀田卓志(47)/福永活也(43)/犬伏宏明(48)/武内隆(61)/遠藤信一(59)/上樂宗之(45)/二宮大造(53)/中江友哉(32)/舟橋夢人(58)/山田信一(53)/加藤英明(65)/草尾敦(55)/津村大作(50)/横山緑(46)/前田太一(38)/南俊輔(39)/福原志瑠美(41)/木村嘉孝(49)/三輪陽一(42)/松尾芳治(46)/穗刈仁(57)/小林弘(49)/加藤健一郎(74)/ひまそらあかね(41)/向後真徳(62)/牛窪信雄(51)/古田真(77)/アキノリ将軍未満(37)