広報しべちゃ(北海道標茶町)

No.760 2021年6月号

茅沼地区における観光宿泊施設のビジョンを策定することを目的に、釧路湿原国立公園内唯一の宿泊施設である立地条件を生かし、隣接する塘路湖周辺、コッタロ湿原ひいては標茶町全体の観光振興をけん引するエリアとしての役割を定める実施設計を策定しました。
現在、国立公園内では新たな場所での宿泊施設の整備は困難であることもあり、現在の施設を最大限に活用しながら、町民に愛される宿泊施設に生まれ変われるよう再生を目指すものとなっています。

・釧路湿原の杜(もり)と一体となる杜のファサード
釧路湿原、シラルトロ湖に面した、圧倒的な豊かな自然になじむように、標茶町の耳付きの木材を用いたファサードを新設することで、人々を心地よく迎え入れる杜の玄関を目指します。

・散策アプローチ
既存の樹木を生かしながら整備します。樹木を感じながらのアプローチを計画します。

・外灯
アプローチには、足元を明るくするポール灯を計画します。
露天風呂から見える木々にスポットライトを計画し、アプローチ部の木々にも最低限の数を計画します。
現本館に設置する木ルーバー部にアッパーライトを計画します。

・バリアフリー
室内はバリアフリーに配慮した段差のない空間とし、エレベーターを2カ所に設置する計画とします。
また、車寄せを正面玄関の高さに合わせて形成し、上部には大きな庇(ひさし)を設けることで、雨天時でもぬれることなく出入りすることが可能となります。

・ロビー
既存建物の可能な限りの壁を撤去し、大きく水平に続く窓があるロビー。中庭を取り込み縁側のような自然光に溢れ、美しい景色を望めるロビーを目指します。

・レストラン、宴会場
宴会場をレストランの上部に計画し、レストランの厨房からのスムーズなサービスを可能とします。
宴会場は現在と同規模の約80名収容可能な計画です。
レストランは美しい景色を楽しみながら食事ができる計画とするとともに、鉄板焼き等に対応した個室を計画することで落ち着いた食事空間も提供できるようにします。

・露天風呂
既存の立派な岩を生かし、外部の自然と対峙(たいじ)できる心地良い露天風呂とします。ヤチボウズを彷彿(ほうふつ)させる島を計画し、ここならではの温泉を演出します。

・内風呂
既存の内風呂と同等のサイズで設(しつら)えます。

・サウナ
町内でも数少ないサウナを計画します。

・休憩室
寝転がって休める小上がりの畳コーナー、座って会話を楽しめるテーブル、落ち着いた時間を過ごせるバーを計画します。

・客室
2ベッドと4ベッドの全15部屋を計画します。湖側にテラスを設けず全面ガラス窓とすることで自然に溶け込む計画とします。現新館は既存の柱を可能な限り活用しながらプランニングを計画するとともに、全ての客室にはお風呂を完備し、1階の客室には露天風呂のある客室を2室計画します。
また、全室Wi-Fiが使用可能な計画とし、ワーケーションにも対応可能な客室とします。

[現本館2階]
・2ベッド×3部屋
・4ベッド×1部屋

[現新館1階]
・2ベッド×3部屋
・4ベッド×1部屋

[現新館2階]
・2ベッド×7部屋

問合せ先
役場観光商工課観光振興係(2階(16)番窓口)
その他
【電話】内線252