広報ごか(茨城県五霞町)

2021年6月号

『口腔ケアの効果』

6月4日は64(むし)の語呂合わせで「むし歯予防の日」と言われており、6月4日〜6月10日の一週間は歯と口の健康週間となっています。
日本は、世界一の長寿大国と言われていますが、残念ながら歯の寿命は50〜60歳代で、高齢になるに従って歯を失う人が多いのが現状です。
皆さん、歯のケアにはどのくらいの時間をかけていますか?歯のケアを行うことで次のような効果を得ることができます。

(1)むし歯・歯周病の予防
歯間、歯と歯茎の境目に溜まりやすい歯垢を除去することでむし歯や歯周病を予防することができます。

(2)誤嚥性肺炎の予防
高齢者に多い誤嚥性肺炎は、唾液や食べ物などが誤って気管から肺に入り込んでしまうことで起きます。口腔ケアを行うことで口腔内細菌数を減らし、嚥下機能を維持向上することで誤嚥性肺炎の発生率を下げる効果が期待できます。

(3)口臭の改善
むし歯や歯周病、舌苔などは口臭の原因となります。口腔ケアを行うことで口臭を防ぐことができます。

(4)認知症予防
20本以上歯が残っている人は、歯がほとんど無く且つ入れ歯を使用していない人に比べ認知症発症率が約半分というデータがあります。

(5)インフルエンザ等の予防
適切な口腔ケアはインフルエンザ等の感染症の発症を抑える効果があるという報告があります。
次に、これらの効果を得るための適切なケア方法をご紹介します。

◆ブラッシングのポイント
・歯に対して歯ブラシは90度になるようにあて、毛先が広がらない程度の力で磨く。(歯と歯肉の境目はブラシを45度の角度であてる)
・小刻みに動かす。(5〜10mmを目安に1〜2本ずつ)
・カーブしている部分や凹凸のある歯並びには、ブラシを縦にあてて、ブラシのつま先やかかとを上手く使う。

口腔ケアはむし歯や歯周病予防だけではなく、誤嚥性肺炎予防や全身の健康を守るためにとても大切です。日頃から「食べたら磨く」「就寝前の歯磨きは念入りに」を意識して歯のケアを行っていきましょう。

(健康福祉課 保健師)