広報やちまた(千葉県八街市)

令和5年1月1日号

八街市立小中学校では、1人1台のパソコン、電子黒板、インターネットなどのICT(情報通信技術)を活用し、主体的・対話的で深い学びに取り組んでいます。
GIGAスクール構想により導入された1人1台のパソコンは、今や授業には欠かせない文房具の一つとなっており、インターネットを活用しての調べ学習や意見交換の集計、練習問題へのチャレンジ、授業支援クラウド(オンライン環境で動作する学習効果を高めるためのアプリ)を活用しての思考力・探究心・プレゼンテーション力などの育成は毎時間のように行われています。
中学校62台、小学校29台が導入された電子黒板は、これまでの黒板の代わりとしてだけでなく、提示した内容をすばやく拡大表示したり、動きのあるコンテンツを見せたりなど、児童生徒の視覚に訴える授業に活用され、理解力の向上を図っています。教育委員会は小中学校全学級への電子黒板早期導入を目指しています。
授業支援クラウドの活用では児童生徒が自分の考えを仲間と共有し、学び合う授業が行われ、思考を可視化して、思考力・判断力・表現力の育成に力を発揮しています。
11月8日(火)の皆既月食では、教育委員会と千葉工業大学が連携し、小中学生向けにオンライン講座を動画配信サイトにて双方向ライブ配信をしました。本講座には約3,000人の方が視聴していただき、児童生徒の質問に大学教授が即答してくれるなど興味深い内容となりました。編集した動画は、動画配信サイトの八街市教育委員会チャンネルに掲載しています。
教職員はもちろん、児童生徒も積極的にICT教育に取り組んでいます。一例として朝陽小学校6年生の児童たちは、自分たちの学習成果をメタバース(ネット上の仮想空間)に掲載し、世界中とやり取りをしようとチャレンジを始めました。
今後も大学や企業と連携協力し、学習活動はもちろんのこと、安全な登下校の指導や国際交流など幅広くICTを活用していきます。
八街市の教育については、八街市教育センターのホームページに掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。

問合せ:学校教育課
【電話】043-443-1446