おおた区報(東京都大田区)

令和3年6月1日号

■お口のケアは全身のケアにつながる!
歯肉に何かしらの異常がある日本人は約70%に達し、特に働き盛りの中高年の80%が歯周病にかかっているといわれています。令和元年度の大田区の成人歯科健康診査の結果では、受診者のうち、進行した歯周病の方は、30歳代で半数おり、年齢が上がると徐々に増加します。

「歯周病」は、歯の周囲の歯垢(しこう)(プラーク)の中に含まれる細菌(歯周病菌)が引き起こす病気です。
歯周病が進行してくると、歯と歯肉との間に溝ができます。この溝を「歯周ポケット」と呼びます。

健康な歯肉の隙間は、1~2mmですが、4mm以上の溝(歯周ポケット)があると、歯周病が進行してきているため、精密検査や治療などが必要となります。

◆歯周病が全身に与える影響
歯周病菌が血管内に入り込み、糖尿病や心不全、動脈硬化などさまざまな病気に影響を及ぼします。
特に、歯周病は、糖尿病の合併症の一つで相互に関係があります。

歯周病を予防することは、単に口の健康を維持するだけでなく、全身の健康を維持することにつながります。毎日のセルフケアと、歯科医による定期的なプロケアが大切です。丁寧な歯磨きを心がけ、お口のことを相談できる「かかりつけ歯科医」を持ちましょう。

▽次のような症状があったら、歯周病の可能性があります。歯科医療機関で相談をしてみましょう。
・朝起きたときに、口の中がネバネバする
・歯磨きのときに出血する
・硬いものが噛みにくい
・口臭が気になる
・歯肉がときどき腫れる
・歯肉が下がって、歯と歯の間に隙間ができてきた
・歯がグラグラする