区役所だよりこうなん(新潟県新潟市江南区)
令和5年1月15日号
令和4年度江南区男女共同参画地域推進員企画事業区内の自治会・町内会長などを対象に、新潟市の男女共同参画の現状を学ぶとともに、参加者同士でそれぞれの団体が抱える地域の課題や悩みを共有し、課題解決のためのアイデアを共に考えました。
●江南区男女共同参画地域推進員
・今井麻奈美
・田村智江
・土田進也
男性も女性も意欲があればあらゆる分野で活躍できる「男女共同参画社会」の実現を目指し、事業の企画などを行う。
●講師
指田 祐美(NPO扉代表)
内閣府をはじめ、行政機関や民間企業、NPO団体など全国各地でジェンダーによる差別や偏見によって引き起こされる問題を伝えています。
◆「男女共同参画」って?
『男女』男性も女性も
『共同』いっしょに
『参画』参加(単に加わるだけ)ではなく、一緒に考えて変えていこう
◆新潟市の現状は?
▽自治会・町内会長の男女の割合
・新潟市(8区)130人(6.31%)/2,057人
・江南区 7人(4.29%)/163人
▽新潟市議会議員の男女の割合
8人(19.51%)/41人
▽附属機関等委員の男女の割合
1,044人(41.89%)/2,492人
新潟市では、令和7年度までに「女性委員割合45%以上」とすることを目標に掲げています。
(附属機関等に関する調査結果~令和4年度~)
◆地域で困っていること
・地域の茶の間やサロンには女性の参加者は多いが男性の参加者は少ない。
・役員全体が高齢化して人手が不足している。
・町内会長や民生委員の後継者が決まらない。
・若い世代から役員を引き受けてもらえない。
・計画に関わる人が限られている。女性の参画が少ない。
・会長や副会長など役員を決めることが大変。
・コロナで地域行事が中止続き、やる気がなくなっていく。
◆課題解決のためのアイデア
・後継者などなり手がいないなら、世帯数の少ない自治会を統合して人を増やしていく。
・行事など、負担が大きければ見直すことも大事。また自治会費の使い道も知ってもらい、しっかりと住民に還元する。
・女性、子供を巻き込めるようなイベント行事を開催する。
→もちつき、ハロウィンなどをやって若い世帯をまきこんだことをしているところもあるみたい。
・飲み会などを通じて声を掛け合ったり、意見を聞いたりする。
→飲みニケーションなど、楽しい雰囲気は大事!子どもたちにはお菓子を配ったりなどもいいのでは。
・自治会長は大変などのイメージをなくすため、現会長と一緒にやりながら引き継いでいける流れを作る。
・女性の意見・視点は意外と通りやすい。普段から女性に関わってもらうようにする。
・青年部のような部会を組織し、若い人の協力を促す。
・顔なじみになるためにはまずあいさつを!
・自治会の役員は輪番制にして、報酬をだす。
・本当に集まりやすい時間帯なのか、開催する時間帯を見直す。
→LINEを使ってその場にいなくても意見が言えるような環境を作ることもいいのでは。
▽参加者の感想
・他自治会の事情や意見交換ができてよかった。
・どこの自治会も困りごとは一緒だった。参考意見がたくさんありました。
問い合わせ:地域総務課
【電話】025-382-4619