市報むらかみ(新潟県村上市)

2020年11月1日号

■スケートパークで夢を叶えたい
▽スケートパークを「聖地」としてブランディングしたい
Sさん28歳(福島県郡山市出身/岩船縦新町在住)
私は、福島県の郡山市出身なのですが、村上市出身の知人を介してJSF副代表理事の平野英功さんを紹介していただき、その理念に共感してJSF(日本スケートボーディング連盟)のお手伝いをしています。
村上に来る前は、リクルートのHot Pepperというグルメ媒体の営業や製作、docomoの法人渉外担当などを行っていました。大きい企業でしたので、業務の型や理念、風土が固まった中での仕事でした。今携わっている業務のように、事業に伴うスポンサー企業の誘致から大会の計画や運営、競技のライセンス化やWebサイトの構築など「ゼロ」から自分の色を出せる仕事をやらせていただくことに新鮮さを感じていますし、すごくやりがいがあります。
村上に来て1年が過ぎましたが、目まぐるしく変わる情勢の中、見立てていた構想に一歩ずつ着実に近づいています。今は、コロナ禍により付加価値の創出に取り組むことも必要とされますが、逆に新しい生活様式にコミットして好転した部分もあり、今のトレンドに順応しながら対応しています。
村上に移住して思うことは、とても住みやすく景色がきれい、人の温かさも感じます。美味しいものがたくさんあり、移住後半年ぐらい食べ歩きをして楽しんだ結果、かなり太ってしまいました。今は自炊をしながらダイエットに励んでいます。自然や食の水準の高さなど、住んでみてわかる村上市の持つ強みはたくさんあります。しかし、現状は、残念ながら住む前には気付かない状態です。今、地方へ移住するというニーズが顕在化している中、早期にアプローチを能動的に行うことが必要ではないかと思います。
スケートボードは、現在のバスケットボールのように、競技として飛躍を遂げるスポーツだと想定しています。村上にはそのスケートボードの競技施設「スケートパーク」という素晴らしいシンボルがあります。素人の目にもわかる国内最高峰の施設だと感じています。このような素晴らしい施設を、スポーツとしての歴史が浅いスケートボードのために建設したところを察するに、スケートボードの聖地としてブランディングを行うという強い覚悟を感じます。私もスケーターの聖地として、村上に対するブランドイメージや共感・信頼を得られるように協力していきたいと思います。そして、村上市へさまざまな波及効果を創出し、スケーターのみならず、市民の皆さんにも意義のある取り組みをしていきます。
村上は城下町ならではの道が残り、よく迷子になります。そんな私を見つけたら、ぜひ声をかけてください。

▽自分が携わり、村上から優秀な選手を輩出することが夢
小山内修平(おさないしゅうへい)さん25歳(北海道札幌市出身/石原在住)
今から3年前、村上在住の知人から平野英功さんを紹介していただき、スケートボードとスノーボードに関わる仕事をさせていただいています。私は北海道の札幌市に生まれ、6歳から始めたスノーボードにのめり込み、ハーフパイプの選手を夢見て11歳から本格的に競技を始めました。スケートボードとの出会いもその頃です。
ここに来る前は、石油関連設備の会社で働きながらスノーボード競技を続け、FISスノーボードジャパンカップ2015ハーフパイプで6位入賞、BURTON EURO OPENでは12位に入るなど、とても有意義な時間を過ごしてきました。以前からヨーロッパ、アメリカ、南半球のコンテストに参戦していた経験を活かした仕事をしたいと考えていました。そんな時、競技者時代から親交のあった知人から平野さんの取り組みを聞き「よし、村上へ行こう」と、住んでいた札幌を離れ村上市への移住を決めました。
皆さんご存知のように、夏の北海道は梅雨がなく、暑さもそれほどではありません。ですから、移住したての頃は村上の暑さや梅雨時期の湿気に戸惑いました。だけど、瓦屋根の家や、城下町特有の町並みは北海道では見れないので、すごく新鮮に感じました。地域の人も温かく感じています。
現在は、スケートボードとスノーボードを中心とした生活を送れています。スケートパークでは水曜日にスクールを開催していますが、地域の人はもちろん、遠方から参加してくれる人も多く、回を重ねるごとに上達していく子どもたちを見ていると、すごくやりがいを感じます。開志国際高等学校スケートボード部の指導にも携っており、青森スプリングリゾートでの合宿や研修、旧日本海スケートパーク内バグジャンプで技術の指導も行っています。
この村上市も若者の流出が大きな課題になっているようです。私がスケートボードとスノーボードに携わっている中で感じることは、若者が興味を持ちそうなことがこの2つのほかに少ないように感じます。観光客を誘客して村上を知ってもらうのも良いと思いますが、若者が活躍できる村上にしかない場(仕事や実務的に能力や経験を活かせる場)があれば、若者の流出の歯止めとなり、移住者も増えてくると思います。
今後の目標としては、スケートボードとスノーボードの競技人口を増加させ、村上から優秀な選手を輩出していきたいです。また、両競技の映像作成などにも取り組みたいです。市民の皆さんからの応援をよろしくお願いいたします。