県広報とやま(富山県)

2021年6月号

高齢化や担い手不足が課題となっている農業を持続・発展させるためには、作業の省力化、生産性の向上、熟練技術の継承等が必要です。このため県ではロボット技術やICT(情報通信技術)など先端技術を活用した「スマート農業」を現場で推進しています。

◆1.農業分野における課題

近年、農業従事者の高齢化や担い手不足から、農作業の省力化や後継者への技術継承等が重要な課題となってきています。
ほ場への入止水の判断、大型の農業機械の操作や施設の環境制御など、農作業には蓄積されたノウハウが必要です。



◆2.スマート農業とは

○「スマート農業」=「農業」×「先端技術」

「スマート農業」とは、「ロボット、ICT、AI(人工知能)など先端技術を活用する農業」のことです。
農業分野における課題を克服するため、県では、平成30年に「とやま型スマート農業推進コンソーシアム」を設立し、先端技術を活用した「スマート農業」を現地で実証しています。





◆スマート農業普及センターを開所しました!

スマート農業技術を駆使できる本県農業の担い手や指導者の育成・確保を図ることにより、スマート農業の普及を推進します。
本施設では、各種スマート農機を展示するほか、100人規模の研修会が可能です。また、シミュレータ室では、ドローン操作やトラクタ作業を体感でき、ほ場での操作を初心者から経験者まで段階に応じて研修できるほか、「経営管理システム」を活用したほ場管理作業などのデータの解析・活用の実習も可能です。さらに、農機メーカー等が開催するスマート農機の実演会や研修会等の場としても活用していくこととしています。ぜひご利用ください。


スマート農業普及センター本館


日本初!トラクタ運転シミュレータ

◆スマート農業技術が拓く未来の農業

今後、AIやGPS技術の進歩、次世代通信網(5G)の整備、さらにロボット農機を活用するための法整備といった社会インフラが整えば、スマート農業の普及は一気に加速すると考えられます。近い未来には、次のようなことが期待できます。

・無人の農機が、格納庫からほ場へ自走し、的確に目的の作業を完了し帰ってくる
・農機に搭載された管理システムから得られたデータを基に、栽培技術や収益の向上を図ることができる
・作業の自動化によりできた「労働時間のゆとり」を、新商品の開発など経営の発展・多角化へ充てられる。
・クラウドシステム等の活用により、消費者に生産の詳しい情報を繋ぐことができ、安心と信頼を届けられる。

まだ、解決すべき課題は多くありますが、農業が先端技術の活用により持続可能な魅力ある産業となるようこれからも「スマート農業」を推進してまいります。

◆Pick Up 就業PR動画を公開中!

農業・林業・漁業それぞれの分野の先輩就業者へのインタビューや作業風景等の映像を通し、就業後のライフスタイルを紹介しています。



○公開先

「とやま就農ナビ」:https://taff.or.jp/nou/syunou-navi/
「とやまの林業就業ナビ」:https://taff.or.jp/ringyou-navi/
「とやま漁業就業ナビ」:https://taff.or.jp/gyogyou-navi/

問合せ先
県農業技術課
電話
076-444-3278
その他
【FAX】076-444-4409