広報かが(石川県加賀市)

令和2年11月号

「夢は古九谷美術館」
西野鉄郎さん(松が丘)
『古九谷を追う-加賀は信長の理想郷であったのか-』(幻冬舎)の著者西野鉄郎さん。執筆の依頼は九谷焼美術館の武腰館長からの「100年残る古九谷の本を書けないか」。
出版後、美術館の2階の茶房古九谷で、館長から満面の笑みで伝えられた感想は「西野君、古九谷と信長や利休が結びつくとは誰も思いつかないよ」。
古九谷誕生の謎を信長からスタートして考える西野さん。加賀前田百万石誕生の裏にある古九谷と前田三代の秘話は、まるでミステリー小説を読むよう。
今後の夢は、古九谷美術館。古九谷発祥の地から、世界的な芸術作品として、古九谷の喜びを発信する拠点づくりだそうです。
加賀江沼の地には「作陶古九谷道」があると西野さん。人の気持ちを打たないものを良しとせず、効率主義と拝金主義に陥らず、誠をつくし嘘をなくせば、作品に美しい人間性が宿ると信じるこの地が、とても誇らしいと話されます。