広報つばた(石川県津幡町)

2023年1月号

令和5年の幕開けを迎えるにあたり、町民の皆様に謹んでごあいさつを申し上げます。
昨年を振り返りますと、まず、私ごとになりますが、3月の町長選挙で町民の皆様のご信任をいただき、現在、4期目の町政運営を担わせていただいております。「住民福祉のさらなる向上」と「元気なまちつばた」を目指すことはもちろんのこと、定住人口、交流人口の拡大を図るため、これまでの3期12年間で進めてまいりました各種施策を着実に、スピード感を持って実現させていく決意で町政に臨んでいるところでございます。今後も全力で職責を果たしてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。
昨年も全国各地で豪雨や地震などによる自然災害が発生いたしました。石川県でも6月に能登地方を震源に珠洲市で震度6弱の地震が発生し、8月には加賀地方を中心に記録的な大雨による河川の氾濫・決壊など、甚大な被害が発生いたしました。幸いにも本町では人的被害や建物被害はなく安堵したところでございます。
また、新型コロナウイルスの第6波、第7波の感染拡大により、町が主催する行事の中止や延期、規模の縮小、さらに町有施設の利用時間短縮や制限など、町民の皆様には何かとご不便をおかけいたしました。新型コロナウイルスの収束はまだ見通せませんが、町民の皆様一人ひとりが感染防止への意識を持っていただき、引き続き、基本的な感染対策に努めていただくようお願い申し上げます。

■「元気なまち つばた」の発信
一方で、津幡町の明るい出来事といたしましては、学童軟式野球の中条ブルーインパルスが「小学生の甲子園」と言われている全国大会で優勝し、相撲では中村泰輝選手が国民体育大会の成年男子個人戦及び全日本相撲選手権大会で優勝し、それぞれ2連覇を達成いたしました。また、トランポリンでは太村成見選手が世界選手権に出場し、団体で銅メダルを獲得、さらにレスリングでは金城梨紗子選手が東京オリンピック57kg級で金メダルを獲得後、約1年2か月ぶりに出場した国内の大会で、出産後、母親として見事に復帰戦を優勝で飾りました。
スポーツ以外では、第34回能登麦屋節全国大会で西房亜美さんが一般の部で最優秀賞に輝くとともに、WRO Japan Future Engineers 2022で、石川工業高等専門学校4年の宇野伸一さんと萬年俊行さんが優勝し、ドイツ国際大会に出場するなど、「元気なまち つばた」を国内外に発信できたのではないかと思っているところでございます。
これからも皆様のさらなる活躍を期待するとともに、今後も町民一丸となり応援してまいりたいと考えております。

■「アザレア」・「福祉教育プラザ」今春オープン
さて、多くの町民の皆様からご要望をいただいておりました住吉公園屋内温水プール「アザレア」が本年4月下旬にオープンいたします。生涯スポーツと健康づくりに活用できる快適で身近な施設として多くの方に利用していただき、健康づくりの拠点として本町の福祉向上の一翼を担う重要な施設になると確信しているところでございます。
また、旧つばた幼稚園の園舎を全面的に改修し、津幡町福祉教育プラザとして本年4月から運用を開始する予定でございます。新たな子育て支援の拠点として、本町の子育て環境の充実を図るとともに、福祉支援の拠点としても整備し、福祉、教育、子育て支援の機能を集約した複合施設として活用してまいりたいと考えております。

■各種取り組みを一つ一つ着実に
定住促進及び交流人口の増加に向けた施策では、現在、津幡駅東口の整備に着手しており、東部地区の住環境整備、企業立地、観光交流など、新たな魅力あるまちづくりを見据えた安全安心な駅周辺環境の創出を図っているところです。また、東荒屋地内の工場用地造成や津幡駅・倶利伽羅駅間新駅設置、体験型観光交流公園など一朝一夕には完成いたしませんが、これらの取り組みを着実に進めてまいりたいと考えております。
ソフト面においては、昨年末に作成した津幡町移住ガイドブック「楽ちかつばた」を町関係施設や不動産関係などに幅広く配布するなどして本町の魅力を積極的にアピールし、さらなる定住促進に努めてまいりたいと考えております。
そして何より、本年も町民の皆様の安全安心を最優先に、「心豊かに住んでよかったと実感できるまちづくり」を力強く進めてまいります。
結びに、本年が町民の皆様にとりまして、健康で実り多い、笑顔あふれる一年でありますように心から祈念し、年頭のごあいさつとさせていただきます。