広報やまなかこ(山梨県山中湖村)

令和3年10月号 No.468

令和3年山中湖村議会第3回定例会(9月)において、高村正一郎村長から村政運営に関しての考え方と、議会に提出した案件が説明されましたので、その概要を掲載します。村民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

■村長所信(抜粋)
□新型コロナウイルス感染症対策
8月臨時会で議員各位にも一部ご報告させていただきましたが、山梨県では、県内感染者の急激な拡大による入院病床の不足も懸念されることから、8月6日に臨時特別協力要請があり、本村でも公共施設の休館や休業、一部閉鎖、防災行政無線や広報車の巡回による感染拡大防止の啓蒙啓発などを実施してまいりました。

加えて、山中湖村は8月18日にまん延防止等重点措置の対象区域に指定され、8月20日から9月12日までの間、山梨県から感染拡大防止のための厳重な警戒措置が求められました。
これにより、改めて感染予防の徹底と感染リスクの高い行動の自粛などが要請されると共に、飲食店等に対する休業又は営業時間短縮等が要請され、併せて酒類の提供を終日行わないなどの対応が求められております。

このため、翌19日には県の要請に密接に関係する団体として、村内の各区長、観光協会長他、商工会事務局、観光船組合長他、消防団長に集まっていただき、県からの要請内容の伝達と村側の対応を説明し、ご意見を頂戴する中、今回の措置に対するご協力ご対応をお願いしたところであります。

今回の措置は、期待された夏季観光シーズンと重なることから、事業者の経済的打撃は甚大なものと予想されますが、最終的には生命の安全は何よりも優先されるべきものと考えます。
村行政としても、共催している最大級のイベント「スイート・ラブ・シャワー」について、議員各位をはじめ様々な方々のご意見を拝聴する中で、苦渋の決断ではありましたが中止することといたしました。
また、昨年から順延されておりました第60回村民体育まつりについても、来年へ再順延としております。

改めて、村民の皆様や事業者各位、来訪者の方々には、山梨県からの要請へのご協力と、感染予防の徹底及び感染リスクの高い行動の自粛をお願いいたします。
感染拡大が長期間にわたり継続し、生活や経済など様々な面で、大変なご不便とご負担をおかけしており、本当に申し訳ありませんが、何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。

このような中、村が運営する山中保育所において、8月17日以降、職員6名の新型コロナウイルス感染が確認されました。
保育所職員のワクチン接種については、全員が1回目の接種を終えておりましたが、2回目の接種待機中でありました。
感染予防の規範を示すべき行政施設において、特に社会的弱者である児童を預かる保育所での複数感染は、大変なご不安とご迷惑をおかけし、行政への信用信頼を大きく失墜させるものであり、弁明の余地もなく、深くお詫び申し上げます。
感染の判明後ただちに18日の山中・平野両保育所を臨時休園とし、両保育所施設の消毒作業を専門業者により実施しました。

山中保育所は引き続き31日までの休園措置とし、この間、児童と職員の健康観察を行うと共に、必要な検査や準備等については保健所や関係機関等からの指導をいただき、9月1日に保育を再開させていただきました。

平野保育所については、感染がないことを確認し、8月23日に再開しました。
再開にあたり、保護者をはじめ村民の皆様には、ご心配やご不安の残る方々もおられると思いますので、両保育所においては、引き続きこまめな消毒、換気、検温等、最大限の注意を傾注し、感染防止に努めると共に、保育所職員には県の制度による毎週1回のPCR検査、更には村単独の上乗せ対応による毎日の簡易キット抗原検査を実施してまいります。
また、3校の小中学校の職員についても、簡易キットによる定期的な抗原検査を実施し、児童生徒の保育・教育環境の安心安全の向上を図ってまいります。

8月1日からは、ワクチン接種の一般接種を開始しましたが、今回の64歳から16歳までの対象者についても、各種関係者のご理解ご協力をいただく中で、65歳以上の高齢者と同様に小規模特設会場として老人福祉しあわせセンターを接種会場に設定し、実施することが出来ました。
1回目の接種状況は、8月20日現在で対象者3,270人に対し、老人福祉しあわせセンターでの接種、大規模接種センター、職域接種、医療従事者等を含めて、接種者2,308人、接種率は70.6%となっており、心配されたワクチンの供給不足による接種スケジュールへの影響もほとんどなく、9月10日には2回目の接種が完了する予定です。

しかし、65歳以上の高齢者接種率、1回目90.3%、2回目88.4%と比較すると、一般接種の接種率は残念ながら低くなっております。
若年層を中心に副反応への不安や心配が主な要因と推察しておりますが、正しく知って正しく恐れることが重要であり、今後も引き続きワクチン接種の啓蒙啓発を行ってまいりたいと考えております。
また、申し込み忘れなどによる追加希望の問合せも受けていることから、これからの接種希望者には、大規模接種会場等への案内を実施すると共に、平野診療所のご協力をいただきながら、9月13日からの平野診療所での個別接種に向けて、調整を図ってまいります。

15歳から12歳までの小学校6年生と中学生全学年、高校1年生の接種につきましては、9月14日から10月26日までの毎週火曜日に老人福祉しあわせセンターでの集団接種を計画しておりますが、特に年齢層が低いこの世代への不安や心配の低減や正しい知識の向上のために、新型コロナウイルス感染症対策のアドバイザーである若杉医師によるミニ講義を、本日7日に中学校において実施すると共に、小学生に対しては、当該講義のビデオ収録を視聴する方式で行い、安心・安全な接種環境を整えてまいりたいと思います。

□村民奮起見舞金
5月13日から開始した申請は、8月16日に終了しましたが、最終的な申請総額は399,140千円、給付金額に基づく給付率は99.3%の結果となりました。
長引く感染症の拡大は、まだまだ収束が見込めない状況にありますが、この見舞金が、村民の皆様への精神的な支援として、一定の効果を示してくれているのではないかと感じております。

まん延防止等重点措置の実施期間終了日、9月12日以降も依然、感染症の動向とその影響の把握は困難であり、先行きは引き続き不透明である状況のため、現在までに取り組んできました各種施策の対応だけでは、決して十分とは考えておりません。
これからも、必要な時に必要な対応を最大限に図ることが、不可欠であると考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。