しずおか県民だより(静岡県)

2022年8月号

「やさしい日本語」は、普段使われている言葉を外国人などにも分かるように配慮した簡単な日本語のこと。災害発生時に日本語が不慣れな外国人などに素早く情報を伝えることを目的に考案されました。この言葉が今、県内のさまざまなところで使われています。

■国際交流員が語る!「やさしい日本語」のいいところ
○誰かに聞かなくても理解できる
事務手続は、普通の日本語の案内では分からないことも多く怖くなってしまいます。「やさしい日本語」は何が重要な情報かよく分かるので自分で判断できます。
ヴォ・ティ・ホンさん(在住歴7カ月/母語:ベトナム語)

○専門用語も「やさしい日本語」で話してくれると安心
病院は専門用語が多く、不安なので、友人と予定を合わせて行く人が多いです。ゆっくり、「やさしい日本語」で話してくれる医師やスタッフのいる病院は安心して行けます。
パルマ・パメラさん(在住歴6年11カ月/母語:フィリピノ語)

■「やさしい日本語」のしくみ
○ルール
・一文を短くして文の構造を簡単に
・難しい熟語や外来語をなるべく使わない
・擬態語や擬音語を避ける
・あいまいな表現を避ける
・すべての漢字にふりがなをふる
など、基本ルールがあります。

◇災害時
[通常語]
今後も震度5弱以上(難しい熟語)の地震が発生することがあります。(あいまいな表現)
津波警報(難しい熟語)や注意報(難しい熟語)にも注意してください。

[やさしい日本語]
これからも大(おお)きい地震(じしん)が起(お)こります。津波(つなみ)〈=大(おお)きな波(なみ)が何回(なんかい)も来(く)ること〉が起(お)きます。気(き)をつけてください。
※難しい言葉は言い換えるか、意味を補足する

◇外来語
[通常語]
レンタサイクル
※海外にはない言葉

[やさしい日本語]
自転車(じてんしゃ)を借(か)りることができます。
1時間(じかん)〇〇円(えん)です。

◇擬音
[通常語]
ろう下はバタバタ走らない。
×擬音

[やさしい日本語]
ろう下(か)は静(しず)かに歩(ある)いてください。

■災害と「やさしい日本語」
「津波が来るので、高台に避難してください」。2011年の東日本大震災では、この日本語を理解できず、逃げ遅れて津波被害に遭った外国人がいたそうです。現在テレビの津波警報には「つなみにげて」と表示されるようになりました。

■「やさしい日本語」が有効な理由
静岡県には120以上の国と地域の外国人県民がいますが、そのうち86%が英語以外を母語としています。「やさしい日本語」は多くの外国人県民に英語より伝わる有効な情報伝達手段です。

[静岡県に住む外国人の国籍]



(法務省在留外国人統計/2020年)

■看板にも使われています
「やさしい日本語」は外国人だけでなく、子どもや高齢者、障害のある方にも伝わりやすいです。

■英語より伝わる。もっと使おう!「やさしい日本語」
仕事や生活の中で外国人と接する際はぜひ、「やさしい日本語」を使ってみましょう。英語よりもはるかに簡単!コミュニケーションの輪が広がります。

○「やさしい日本語」の手引き《必読!》
「やさしい日本語」の作り方や使い方が詳しくまとめられています。
詳細はこちら
【URL】https://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-160/toyasanichi.html

○リーディング チュウ太《学習支援システム》
日本語で単語を入力するとその語彙のレベル(難解さ)が確認できます。
詳細はこちら
【URL】https://chuta.cegloc.tsukuba.ac.jp/

○企業向け「やさしい日本語」研修《参加無料》
日本語コーディネーターの岸本美津子氏による、「やさしい日本語」の基礎や可能性について学ぶオンライン講座です。
日時:
(1)8月23日(火曜日) 13時~15時30分
(2)9月7日(水曜日) 10時~12時
開催方法:オンライン(Zoom)
対象:県内企業
申し込み:
【電話】054-221-2178
(県多文化共生課)
【E-mail】tabunka@pref.shizuoka.lg.jp

詳細はこちら
【URL】http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-160/yasasi-nihongo.html

■Let’s Try!
「やさしい日本語」を使ってみた体験談募集中!あなたの体験談が県HPで紹介されるかも!
投稿方法:県民だよりのプレゼント応募フォームに記載
TwitterまたはInstagramで「#やさしい日本語使ってみた」をつけて投稿

問い合わせ:県多文化共生課
【電話】054-221-2178
【FAX】054-221-2642