広報しんおんせん(兵庫県新温泉町)

令和3年6月号 vol.189

「一生を 共に歩む 自分の歯」
毎年この週間は、歯と口の健康に関する正しい知識を広めるとともに、歯の病気の予防に関する正しい習慣を身につけたり、病気の早期発見、早期治療をすることにより歯の寿命を延ばし、健康を保持増進することを目的としています。歯や口の健康は、健康に生きる力を支えています。

■ライフステージごとの歯科的特徴や注意点
▽胎児期・妊娠期
・女性ホルモンやつわりの影響から歯周病原菌が増殖しやすいので、うがいや歯磨きにより口腔内を清潔にします。(キシリトールガムを噛むことも効果的)。
・歯周病菌が早産や低出生体重児のリスクを高めるため、妊婦さんは定期的な歯科健診が必要。

町では妊婦歯科健診を1回分助成(安定期に入ったら必ず受診しましょう)。

▽乳幼児期(0~4歳)
・3歳頃に生え揃う乳歯は、その前後の2~3年が最もむし歯になりやすい(虫歯を放置すると、生え変わった永久歯が虫歯になってしまうこともある)。
・間食は時間と量を決め、清涼飲料水や炭酸飲料による酸蝕歯を予防するためには、飲んだ後のケアをしっかり行う
・大人との食器や箸の共有は避ける。

町では乳幼児健診にあわせて1~4歳の希望者へフッ素塗布(1回500円)とブラッシング指導を実施。また、3歳児健診で虫歯がない子を表彰しています。

▽就学前(5歳)
・永久歯が生え始め、特に咀嚼の中心となる6歳臼歯(第一大臼歯)が生え始める。
・噛み合わせの部分や歯肉と歯の境界に注意して、仕上げ磨きをする。

町では就学前健診でブラッシング指導を実施

▽小学生
・乳歯から永久歯へ生えかわる。
・自分できちんと磨けない低学年までは、大人が仕上げ磨きをする。
・柔らかいものばかり食べていると、華奢な顎になり、永久歯が生えるスペースがなくて歯並びが悪くなってしまう(よく噛む習慣を身につけ、硬い食品も意識的に食事に取り入れる)。
・乳歯のむし歯はしっかりと治療する。

▽中学生
・親知らずを除いたすべての永久歯が生えそろう。
・思春期はホルモンバランスの乱れや生活の変化により、歯肉炎が起きやすい。
・ブラッシング指導で学んだことを、家庭でも続ける。
・飲み物や食事にも注意する。

町では歯科健診で歯科衛生士によるブラッシング指導を実施(小中学生全員を対象)

▽成人
・20歳から歯周病が急増し、40歳からは歯の喪失が増加する。
・歯周病は生活習慣と大きな関わりがあるため、「タバコを吸う・疲労やストレスをためる・よく噛まずに食べる・間食が多い・夜ふかしをする」ことが続かないように気をつける。
・かかりつけ歯科医をもち、半年に一度は歯科健診を受け歯の状態をチェックしてもらう。

▽高齢期
・歯の喪失が進み、入れ歯を装着する人が急増する。
・顎の筋力が低下し、噛めなくなると脳細胞への刺激が少なくなり認知症につながるため、よく噛むことを意識する。
・高齢者の死因の大部分を占める誤嚥性肺炎は、飲み込む力の低下や歯周病菌の肺への感染が原因で起こる。
・入れ歯を使用すると、口の中に細菌が繁殖しやすくなる(入れ歯は毎日清掃する)。
・口腔内も、スポンジブラシや舌ブラシなどを使用して磨くよう努める。

町では町ぐるみ健診にあわせて歯周病健診を実施

■歯周病セルフチェック
次の項目に1つでも該当する場合、できるだけ早い時期に歯科医院でみてもらいましょう!
□歯肉の色が赤い、もしくはどす黒い
□歯と歯の間の歯肉が丸く、腫れぼったい
□歯肉が退縮して、歯と歯の間に隙間ができた
□歯が長く伸びてきた
□歯の表面を舌で触るとざらざらする
□ブラッシング時に歯肉から出血しやすい
□起床時に、口が苦く、ネバネバして気持ち悪い
□歯の動揺がある
□歯がぐらぐらする
□上顎の前歯が出てきた
□口臭が気になる

■歯周病とは…
歯周病の原因は、歯と歯茎のすき間で増殖する「歯周病菌」です。進行すると歯肉炎になり、重度になると歯が抜け落ちてしまいます。また、歯周病菌は歯茎の毛細血管から血液中に入り込み、臓器や血管壁にたどり着き全身で病気を発症・悪化することがあります。

■かかりつけ歯科医をもちましょう
歯の痛みなどの症状がある場合はもちろん、症状がない場合でも定期的に診察を受けることで磨き残しや歯肉の状態などちょっとした変化に気付くことができます。症状がなくても半年に1回は定期的に受診するようにしましょう。

■お口のなんでも相談窓口
介護が必要な方や障害がある方に病気があっても継続的に口腔管理ができるよう支援します。その他歯やお口に関する質問・相談をなんでもお受けします。気軽にご相談ください。
相談窓口:吉田歯科医院新温泉町浜坂1183-3
【電話・FAX】0796-82-1116
(月曜日~金曜日午前10時~午後5時)
問合せ先
健康福祉課健康推進係(すこやか~に内)
電話
0796-99-2940